「復縁したい」とダメ元で伝えようと思うのですが、やめておいたほうがいいのでしょうか?

よくこんな相談を受けます。

復縁を望んでいる人の心の中には、「無理かもしれない」と思いながらも、「もしかしたら復縁を受け入れてくれるかもしれない」という期待も少なからずあると思います。

「ダメ元で伝えてみようかな」

そんな風に考える人もいるでしょう。

一方で、我慢したほうがいいんじゃないか、という葛藤もあると思います。

でも、本気で復縁を目指すなら、ダメ元で復縁したいことを伝えるのはやめたほうがいいです。

ダメ元で復縁したいことを伝えるのはやめたほうがいい理由

なぜ、ダメ元で復縁したいことを伝えるのはやめたほうがいいのか?

それは、時間をかけて関係を作り直せば復縁できる可能性があるのに、その前にダメ元で復縁したいことを伝えてしまえば、やり直せるせっかくのチャンスを台無しにしてしまうからです。

今がどんなに厳しい状況でも、別れてからしばらく距離を置けば、相手のあなたに対するネガティブな感情や警戒心は自然と薄れていきます。

そうすると、友達として連絡を取ることや会うことができるようになります。

そこであなたの変化や魅力、大切さなどに気付いてもらえるような言動を取れば、もう一度好きになってもらうことも、「復縁したい」と思ってもらうことも可能です。

今は復縁する気がない人の気持ちをそこまで持っていくのは、どうしても時間がかかります。順調にいっても、平均で3か月くらいはかかるものです。

それでも、そのくらい時間をかけながら慎重に進めていけば、復縁できる確率はかなり高くなります。

では、その工程をすっ飛ばしてダメ元で復縁したいことを伝えてしまうと、どうなると思いますか?

本来なら復縁できるはずの人が失敗に終わってしまうケースが増えるんです。

相手に未練が残っていれば、ダメ元で告白をしても復縁できるかもしれません。

でも、全く復縁を考えられない状態のときに想いを伝えても、確実に断られて終わります。

これまでにそういう人たちをたくさん見てきました。

復縁できたはずの人がそんな形で終わるのは、すごくもったいないことだと思います。

諦める覚悟ができているのならダメ元で伝えてもいい

これから本気で復縁を目指すのなら、ダメ元で復縁したいことを伝えるのはやめたほうがいいです。

でも、諦める覚悟ができていて、最後にイチかバチかで告白をするのなら、ダメ元で伝えてもいいと思います。

  • ダメなら諦める覚悟ができている
  • 無理なら早く次に進みたい
  • 何か月も待ち続けるのは嫌だ
  • 距離を置いたけど何の進展もないから、最後にイチかバチかで告白をしたい

こんな人は、もしかしたらよりを戻せるかもしれないので、ダメ元でも復縁したいことを伝えておくべきだと思います。

別れた直後なら復縁したいことを伝えたほうがいい

  • 振られたときにちゃんと自分の気持ちを伝えなかった
  • 「別れたくない」ということは伝えたけど、その後改めて復縁したいという意思は伝えていない
  • 振られたときは感情的になっていて、すがることしかできず、冷静に想いを伝えられなかった

まだ別れた直後で、このどれかに当てはまる場合は、復縁したいことを伝えたほうがいいです。

一度ちゃんと自分の意思を伝えておくのは大事なことです。

もしかしたら、まだ相手に未練や迷いがあって、それで復縁できるかもしれません。

ダメだったとしても、そこでケジメをつけて冷却期間を置くようにすればいいだけです。復縁を目指す上での悪影響は一切ないと言ってもいいでしょう。

連絡手段は何でも構いません。

ただ、電話だと感情的になったり、ダメだった場合にしつこくすがったりしてしまう人も少なくないので、冷静に会話ができる自信がない場合はLINEかメールにしておいたほうがいいと思います。

ちなみに、別れた直後というのは、別れ話をしてから1週間以内を目安にしてください。

少し過ぎていても大丈夫ですが、2週間以上経っている場合は想いを伝えるのは我慢したほうが復縁できる可能性は高くなります。

別れた直後でも「復縁したい」と伝えるのはやめておいたほうがいいケース

別れた直後でも「復縁したい」と伝えるのはやめておいたほうがいいケースもあります。

  • 別れ話から2週間以上経っている
  • まだ別れた直後だけど、すでに何度も復縁を迫っている
  • 無視されることがあったり、相手が素っ気なかったりして、避けられていると感じている
  • 「復縁は考えられない」というようなことを言われた
  • 「もう連絡してこないで」と言われた
  • 「一人になりたい」「そっとしておいてほしい」というようなことを言われた

このような場合は、復縁話を切り出すのは我慢してください。

ウンザリされたり、本当に嫌われたりして、状況が悪化する可能性があります。

特に避けられている場合や「もう連絡してこないで」というようなことを言われた場合は、その態度や言葉には、今はあなたとかかわりたくない、距離を置きたい、という意味が含まれています。

「復縁は考えられない」と言われたのなら、諦めてほしいという気持ちがある状態です。

本気で復縁を目指すなら、その気持ちを理解し、今は我慢をして、しばらく距離を置くようにしてください。

「これでダメなら諦める」って言ったほうがいい?

自分の想いを伝えるときに、「これでダメなら諦める」ということも伝える人がいます。「そう伝えたほうがいいのか?」と聞かれることもあります。

答えは、NOです。

本当に諦めるつもりなら問題ありませんが、そんなつもりがないのであれば、「諦める」と伝えることには何のメリットもありません。

それで相手の警戒心がなくなると思っているのかもしれませんが、その言葉を真に受ける人はいないと思います。

一度でも「復縁したい」という想いを伝えた時点で、あなたに未練があるのは伝わっています。

「諦めるから、これからは友達でいたい」という意味で言ったとしても、わざわざそんなことを言う人は信用できないと思います。逆に警戒される可能性があります。

ここでは素直に自分の気持ちを伝え、もしダメだったら黙って引き下がればいいだけです。

  • それ以降は絶対に復縁を迫らない
  • 冷却期間が終わるまで自分からは連絡をしない

この2つに気をつけていれば、あなたが別れを受け入れたことが伝わります。そして、時間とともに相手の警戒心も薄れていきます。

余計なことは言わないようにしましょう。

復縁したいことを伝えるときのポイント

  • 「ダメ元で復縁したいことを伝えようと思う」
  • 「別れた直後だから想いを伝えたい」

そんな人のために、復縁したいことを伝えるときのポイントについて解説します。

どうして復縁したいのかを伝える

まずは、どうして復縁したいのか、その理由をできるだけ具体的に伝えるようにしてください

  • 「好き」
  • 「忘れられない」
  • 「他の人は考えられない」

このような理由でただ漠然と復縁したいことを伝える人が多いのですが、そんなことを言われても相手は何とも思いません。

でも、もっと具体的に復縁したい理由を伝えると、相手の気持ちが変わる可能性があります。

  • 相手の好きなところを挙げて、他の人じゃダメな理由を伝える
  • これからも一緒にいたい理由を伝える
  • 一緒にいられて幸せを感じた出来事などを挙げ、「あなたとだから幸せな日々を過ごせた」ということを伝える

このように、その人じゃないとダメな理由を伝えることで、ただ寂しさや情で復縁したいと思っているわけではなく、本当に相手を必要としているということが伝わります。

自分を心から必要としてくれていると感じたら、相手が復縁を受け入れてくれることがあります。

別れの原因となったことに対して謝る

復縁したい理由を伝えるだけでは、「じゃあなんであんなことをしたの?」と、あなたの言動に不信感を抱かれる可能性があります。

復縁したい理由を伝えたら、その後は別れの原因となったことに対して謝ることも忘れてはいけません

このときも具体的に自分がやったことを挙げると、あなたが別れの原因をちゃんと自覚できているのが伝わります。

そして自覚できているのが伝われば、「変わってくれるかも」と期待感を持ってもらえます。

その期待感が、相手が復縁を決意する後押しになります。

さらに、別れを選んだ相手の気持ちにも理解を示すようにすると、より反省していることが伝わります。

「わがままばかり言っていて本当にごめん。もっとこっちの気持ちも考えてほしいと思っていたよね。思いやりが足りなかったこと、本当に反省している」

こんな風に伝えることで、「自分の気持ちを理解してくれたんだな」と相手が感じ、あなたの謝罪を受け入れてくれるようになります。

変わることを伝える

別れの原因となったことに対して謝ったら、変わることも伝えてください

どう変わるか、これからどういうことに気を付けるか、ということも具体的に伝えましょう。

「復縁したい。悪いところがあったのなら変わるから」と言うだけでは、絶対に信用してもらえません。たぶん相手にもされないと思います。

でも、自分のダメだったところを自覚できているのが伝わり、これからどう変わるかについても本人の口から聞けたら、チャンスをあげようという気持ちになる人は必ずいます。

最後は相手に判断を委ね、懇願はしないこと

ここまで伝えたら、最後は相手に判断を委ねるしかありません。

どうするかは相手が決めることです。

もし無理だったら、もう諦めるしかありません。

相手を困らせることになるので、懇願はしないようにしてください。

復縁を断られたら、すんなり引き下がるようにしましょう。

相手の返事がはっきりしない場合は少し様子を見る

復縁したいことを伝えても、はっきりとした返事をもらえないこともあります。

はぐらかされたり、相手が黙り込んだり、「復縁するか分からない」「自分の気持ちが分からない」と言われたり。

このように相手の返事がはっきりしない場合は、少し様子を見るようにしてください

  • 復縁したい気持ちはあるけど意地になっている
  • 別れの原因のこともあって簡単には受け入れられない
  • 迷っている
  • めんどくさくてはぐらかしている
  • 「言わなくてもこの反応を見て察してほしい」と思っている

はっきりとは答えないのにはこのような可能性がありますが、どれが本当の理由か分かりません。

迷いがあってすぐには返事ができないのなら、少し考える時間を与えるべきです。

「めんどくさい」「察してほしい」と思っているのなら、強引に返事をもらおうとすれば、ウンザリされてしまいます。

どちらにしても、いったん引き下がったほうがいい状況です。

その後、もし相手が復縁を決意すれば、相手のほうから言ってくるはずです。

1週間くらい待っても何も言ってこなければ、復縁する気はないと判断するか、そのタイミングで改めて返事を聞いてみるといいでしょう。

詳しくは、「復縁したいのに相手の返事がはっきりしない理由とは?やるべき対応の仕方も解説」という記事を参考にしてみてください。

復縁を断られたら冷却期間を置く

ダメなら諦める覚悟で復縁したいことを伝えた人は、復縁を断られたらそこで終わりだと思います。

でも、別れた直後に想いを伝えた人や、まだ諦めきれない人は、復縁を断られたら冷却期間を置くようにしてください

特に別れた直後は、相手は別れることしか考えられなくなっている状態です。未練や迷いがなければ、復縁を断られても仕方ありません。

あなたが復縁を望んでいることが伝われば、警戒もされます。すぐにどうにかなる状況ではありません。

でも冷却期間を置けば、一人になった寂しさを感じたり、付き合っていたときのことを思い出したり、あなたの大切さに気付いたりして、相手の気持ちが変わることがあります。

あなたに対する警戒心やネガティブな感情も、時間とともに自然となくなっていきます。

そうなれば、復縁できる状況になります。

今の相手の心境を考えたら、それまでには3か月くらいはかかると思います。

復縁を断られた場合の冷却期間は、3か月を目安にしてください。

そしてその後、友達として連絡を取ったり会ったりしながら、距離を縮めていきます。

具体的な復縁方法については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

参考記事復縁する方法|もう一度好きになってもらうための重要なポイントを解説

まとめ

ダメ元で復縁したいことを伝えるのはやめたほうがいい理由についてお伝えしました。

せっかくのチャンスを台無しにしないためには、諦める覚悟ができていない限り、ダメ元で告白をするのはやめるべきです。

ただ、別れた直後に想いを伝えるのは問題ありません。

すでに相手の気持ちが固まっていたら、復縁を受け入れてくれる可能性は低いかもしれません。

でも、相手にも未練が残っているかもしれません。あなたの想いを再確認することで気持ちに変化が表れるかもしれません。

もしダメだったら別れを受け入れ、距離を置けばいいだけです。

3か月くらい冷却期間を置き、そこから友達として関係を作り直していきましょう。

とはいえ、別れた直後でも想いを伝えるのは我慢したほうがいいケースもあります。

そのケースに当てはまっている人は、復縁話を切り出すことで状況が悪化する可能性が高いです。

そのまま冷却期間を置いたほうが復縁成功が近づくので、もう復縁したいことは伝えないようにしてください。