復縁をするためには冷却期間が必要になることが多いです。
冷却期間とは、別れたあとに相手と距離を置く期間のことをいいます。
完全に関係を断つイメージです。基本的には、その間は連絡をすることも会うことも控えます。
相手から嫌われている人でも、避けられている人でも、冷却期間を置くことで復縁できる可能性が高くなります。
その期間は、平均で2~3か月です。状況によっては1か月で済むことも、半年以上かかることもあります。
反対に、冷却期間がいらないケースもあります。
ここでは、
- 復縁をするために冷却期間が必要な理由
- 状況別の冷却期間の必要性の有無
- 目安となる期間
- 復縁できる冷却期間の過ごし方
などについて解説しています。
本気で復縁を目指そうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
冷却期間を置くと復縁成功が近づく5つの理由
なぜ冷却期間を置くと復縁できるのか?
それには以下の5つの理由があります。
1.お互いが冷静さを取り戻せる
別れたときやその直後は、どうしてもお互いが感情的になりがちです。
そして冷静さを失った状態だと、自分のことしか考えられなくなります。
- 別れたくない人は何度も復縁を迫る
- 別れることしか考えられない人は頑なに復縁を拒む
こんな状態になります。
それが続けば、「どうしてこっちの気持ちを理解してくれないんだろう」と相手が思うようになり、さらに関係が悪化してしまいます。
復縁をするためには、まず冷静になる必要があります。
そのためには、しばらく距離を置くしかありません。
2.あなたに対して抱いている警戒心と悪いイメージが薄れる
別れたあとは警戒されることが多いです。
なぜなら、復縁話になるのを避けたいから。
一度でも復縁を迫ったのなら、あなたが復縁を望んでいることが伝わっています。あなたから連絡が来るだけで、「やり直したい」って言われるんじゃないか、と警戒します。
そんな状態だと、友達に戻ることもできません。
でも、別れてから時間が経てば、自然と相手の警戒心は薄れていきます。連絡をすることも会うことも控えていれば、あなたが別れを受け入れたことが伝わるからです。
時間の経過とともに、あなたに対する悪いイメージも薄れます。
別れたときには、あなたのことが嫌になっている状態です。「もうかかわりたくない」と思っている可能性もあります。
でも、いつまでもそんな感情が続くものではありません。距離を置いていれば、別れたとき以上に嫌われることも、あなたのことを嫌だと思う瞬間もありません。
そのまま時間が経てば、自然と悪いイメージもなくなっていきます。
あなたに対して抱いている警戒心と悪いイメージが薄れたら、友達として接してくれるようになります。
3.別れと向き合える時間ができる
復縁をするためには、別れと向き合うことも必要です。
- なぜ別れることになったのか?
- 何がいけなかったのか?
そのことについて真剣に考えることで、自分のダメだったところや改善すべき点が見えてくるからです。
別れと向き合う時間を作れば、復縁をするためにやらなければいけないことも見えてくるはずです。
4.自分のダメだったところを改善できる
冷却期間を置けば、自分のダメだったところを改善するための時間ができます。
相手は別れを選んだのは、あなたに嫌なところがあったからだと思います。今のあなたとはやり直す気にはならないでしょう。
でも、別れの原因となった部分を改善できたら、どうでしょうか?
自分のダメだったところを直し(直す努力をして)、変わったところを見せることができたら?
「なんか変わった気がする」と感じ、あなたのことが気になってくるはずです。
それが、相手に復縁を意識させるきっかけになります。
冷却期間中に少しでも変わることができたら、復縁成功は一気に近づきます。
5.相手に別れたことを実感させることができる
冷却期間を置くことは、あなたのいない日々を相手に実感させるためにも必要なことです。
別れたあとに恋人のいない日々を実感するのは、あなただけではありません。相手も同じです。
- 毎日当たり前のように一緒にいた人
- くだらないことで連絡を取り合っていた人
- 嬉しいことや悲しいことなど何でも報告し合っていた人
そんな存在が急にいなくなると、心にぽっかりと穴が開いたようで、どこか物足りなさを感じます。たとえ自分から別れを選んだとしても。
ふとした瞬間にあなたのことを考えるかもしれません。
よく2人で歩いた道や一緒に行ったお店の前を通るだけで、あなたのことを思い出すかもしれません。
もしかすると、あなたの大切さや存在の大きさに気付くかもしれません。
これは、きっぱりと関係を断ち、しばらく距離を置くからこそ可能になることです。
冷却期間を置くだけで復縁できることもあります。
冷却期間を置くことのデメリット
ただし、冷却期間を置くことにはデメリットもあります。
一番大きなデメリットは、相手に好きな人や恋人ができる可能性があることです。
誰もが心配していることだと思いますが、こればかりはどうしようもありません。
それを避けるために冷却期間を置かない、もしくは冷却期間を短くすることを考える人もいるかもしれませんが、それではさらに嫌われてしまいます。
相手が距離を置きたいと思っているときに、その気持ちを無視して行動を起こすのは、自ら復縁の可能性を潰してしまう行為です。
相手に好きな人や恋人ができる前に復縁を成功させるためには、別れたあとは一日でも早く距離を置くこと、そして自分に必要な冷却期間の長さを把握し、その期間が過ぎたらすぐにアプローチを行うことが重要です。
復縁するために必要な冷却期間の長さ
では、冷却期間はどのくらい必要なのか?
冷却期間は2~3か月が目安
冷却期間の長さの目安は、平均で2~3か月です。
冷却期間を置くことで復縁成功が近づく5つの理由についてお伝えしましたが、そのすべてをクリアするのにはそのくらい時間が必要だからです。
- 振られて、何度想いを伝えてもダメだった
- はっきりと復縁を拒まれた
- 連絡が取れない、たまに無視されることがある
- 連絡が取れる(会える)けど明らかに態度が素っ気ない
このようなケースでは、もう相手の気持ちは固まっていて、今はやり直す気はない、ということです。すぐにその気持ちが変わることはないと思います。
警戒心や悪いイメージが薄れるまでにも、相手の心境に変化が表れるまでにも、2~3か月くらいかかります。
別れたあとも相手から定期的に連絡が来る場合は2か月、全く、もしくはほとんど連絡が来ない場合は3か月を目安に冷却期間を置くようにしてください。
冷却期間が1か月で済むケースもある
冷却期間が1か月で済むケースもあります。
- 自分から振ってその後復縁を申し込んだけど、断られた
- 喧嘩をした勢いで別れて、すぐに復縁を申し込んだけどダメだった
- マンネリが原因で別れた
- 「好きか分からない」と振られた
このようなケースでは、ほんの少し距離を置くだけで相手の気持ちが変わる可能性があります。
とりあえず1か月を目安に冷却期間を置き、連絡をしたときや会ったときの相手の反応を見て判断してください。
冷たい感じや避けられている感じがあったら、さらに1~2か月くらい延長したほうがいいでしょう。
冷却期間を置かないほうがいいケース
ただ、どんな状況でも冷却期間が必要かというと、そうではありません。
時間が必要なケースのほうが圧倒的に多いのですが、冷却期間を置かないほうがいいケースもあります。
- 自分から振った
- 喧嘩別れをした
- 別れ際に相手が泣いていた
- すれ違いや勘違いをされていることがある
- なかなか会えずに寂しい思いをさせていた(遠距離を含む)
- 相手がこれまでと同じように接してくる
このような場合は、まだ相手に未練が残っている可能性があるため、特に距離を置く必要はありません。
連絡を取ることや会うことができるのなら、その関係を続けてください。すぐに復縁できることも多いです。
ただ、はっきりと復縁を拒まれた場合や避けられている場合は、2~3か月の冷却期間が必要になります。
半年以上は冷却期間を置いたほうがいいケース
- 自分の浮気が原因で振られた
- 相手に気になる人や好きな人がいる
- 相手に新しい恋人がいる(今後恋人ができた場合も同じ)
- ストーカーまがいの行為をした
このような場合は、半年以上は冷却期間が必要です。
まず、自分の浮気が原因の場合は、相手は「裏切られた」と感じています。ショックが大きく、怒りもあるでしょう。信頼関係も完全に崩れています。冷却期間は3か月では足りません。
相手に気になる人や好きな人がいる場合は、その人のことで頭がいっぱいだと思います。何かをしようとしてもウザがられる可能性が高いです。もう相手にされなくなっているので、半年くらいは様子を見たほうがいいと思います。
相手に新しい恋人がいる、もしくは今後恋人ができた場合は、何かアクションを起こせば、2人の仲を邪魔する存在だと認識されてしまいます。特に付き合い始めの3~6か月くらいは、一番楽しくて幸せな時期です。そこに入り込もうとすれば、確実に悪い印象を持たれます。恋人との関係が落ち着くまで、半年は待つべきです。
別れたあとにストーカーまがいの行為をした場合は、相手に恐怖心が芽生えています。連絡が来ただけで怯えると思います。最悪の場合、ブロックや着信拒否をされるかもしれません。そしてその恐怖心は簡単にはなくなりません。最低でも半年は関係を断つしかない状況です。
冷却期間後も避けられている場合はもう少し時間が必要
冷却期間が終わったら、まずは連絡をします。
でも、そのときの反応次第では、さらに時間が必要になります。
- 返信がない
- あきらかに返信が遅い
- 相手の反応が素っ気ない、冷たい感じを受ける
- ストーカーまがいの行為をした
このような場合は、まだ警戒心や気まずさがある状態だと考えられます。
すぐには状況が変わらないので、2~3か月くらいは冷却期間を延長するようにしてください。
冷却期間が必要なケースに当てはまる人は、冷却期間後に連絡が取れるかどうか、相手が普通に接してくれるかどうかで、次のステップに進むかどうかを判断してください。
冷却期間を過ごすときに意識してほしい3つのポイント
冷却期間は、ただ時間が過ぎるのを待つだけではダメです。
復縁をするためには、冷却期間中の過ごし方が重要になってきます。
特に意識してほしいのが、以下の3つ。
1.別れの原因を見極める
別れの原因が分からない人は、これまでの出来事を振り返りながら、ケンカになったときのことや相手の反応が変わったときのことなどを思い出してみてください。
- 付き合っていたとき、どんなことでケンカをしたのか?
- そのきっかけとなった出来事は何だったのか?
- 何度も同じことが原因でケンカになったことはなかったか?
- 何をしたときに相手の機嫌が悪くなったのか?
こういったことを思い出しながら、すべて紙に書き出してみてください。
どんなに小さなことでも構いません。その中に必ず答えが隠れていますから。
そして、似たようなものは一つにまとめてみてください。
例えば、「相手が忙しいのに、会いたいと駄々をこねたとき」と、「次の日の朝が早いのに、まだ帰りたくないと引き留めたとき」に、相手の機嫌が悪くなったとします。
これはどちらも、以下の3つが関係していると思います。
- ワガママを言ったこと
- 相手の気持ちを考えずに自分の気持ちを優先させたこと
- 自分勝手な行動を取ったこと
言葉は違いますが、どれも同じ原因と言えますよね。
そして相手は、恋人のそういうところ、つまり「思いやりがないところが嫌だった」と考えられます。
他にも、相手の機嫌が悪くなったり、ケンカになったりした出来事があったとして、それを掘り下げていった結果、すべて思いやりのなさに行き着いたのだとしたら、それが別れの原因として一番有力だと考えていいでしょう。
このように、これまでの出来事を振り返りながら、ケンカになったときのことなどを掘り下げていくと、必ず共通しているものが見えてきます。
その根っこにあるものが、別れの原因です。
2.別れの原因をもとにあなた自身が変わる
別れの原因が分かれば、次にやるのは、自分のダメだったところを改善することです。
別れの原因が明確になれば、どう変わればいいのか、何に気を付けて過ごせばいいのか、ということも自然と分かると思います。
そこを意識しして過ごしていれば、必ず変われます。そして、相手にも変化に気付いてもらえるようになります。
嫌なところの印象が強い分、ちょっとした変化で「あれ?なんか自分の知ってる〇〇とは違う。別れてから変わったのかな?」と思ってもらえます。そしてそれが相手に良い印象を与え、興味を持ってもらえるきっかけになります。
3.より魅力的になるための自分磨きをする
復縁をするためには、変化だけでなく、前よりも魅力的になったと思ってもらうことも欠かせません。
「しばらく見ない間に可愛くなっている(かっこよくなっている)」と思ってもらえたら、それだけでまた異性として意識してもらえるようになるからです。
「自分の知らない間に何があったんだろ?もしかすると良い人ができたのかな?」と、あなたのことが気になってくるはずです。
逆にいくら変化を感じても、「前はもっと可愛かった(かっこよかった)のに…」と思われたら、見た目で選ぶわけではなくても、どうしても印象が悪くなります。
復縁をするためには、より魅力的になるための自分磨きもするようにしてください。
自分磨きとはいっても、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。
- あまり服装に気を遣っていなかった人なら、少しお金をかけてオシャレをしてみる
- 「絶対ショートのほうが似合うと思う」と言われたことがある人なら、髪を短くしてみる
- 体型を指摘されたことがある人なら、ダイエットをしてみる
- メイクについて何か言われたことがある人なら、彼好みのメイクに変えてみる
まずはこういうところから始めてください。
冷却期間中にやってはいけないこと
冷却期間中にやってはいけないこともあります。
それが以下の3つです。
1.復縁を迫る
いつまでも復縁を迫っていると、「しつこい」「いい加減にして」と思われてしまいます。
一度別れを受け入れ、冷却期間に入ったのなら、もう復縁は迫らないようにしてください。
2.自分から連絡をする、会おうとする
冷却期間中は、寂しかったり、相手のことが気になったりして、連絡をしたくなることがあるかもしれません。
でも、まだ相手の警戒心が強いときです。
自分からは連絡はしないようにしてください。
連絡をしてもいいのは、以下のような場合です。
- 明確な用件がある場合
- どうしても連絡を取る必要がある場合
それ以外の場合は、連絡をしたくなってもグッと我慢をしてください。
会うことに関しても、荷物の受け渡しなどで会うしかない状況を除き、自分からは会おうとしないでください。
3.共通の友人に相手の悪口を言う、SNS上に悪口を書く
共通の友人に相手の悪口や愚痴を言ったり、SNS上に悪口を書く人がいます。
それは絶対にやめたほうがいいです。
友人が相手に話したり、本人がSNSで直接目にするかもしれないからです。
自分の知らないところで悪口や愚痴を言っていることをよく思うわけがありません。
あなたの印象も確実に悪くなります。
冷却期間中に連絡が来た場合の対応の仕方
冷却期間中に相手から連絡が来ることもあるかもしれません。
その場合は気にせずに返信をしてください。
何か理由があって連絡をしてきたはずです。
友達として応じれば問題ありません。
ただし、注意点もあります。
無理に対応の仕方を変えない
- 「もう別れたんだから、これまでとは接し方を変えないと…」
- 「警戒されないように、ちょっと素っ気ない対応をしたほうがいいのかも…」
こんな風に考える人が多いのですが、別れたからといって接し方や対応の仕方を変えるのは不自然です。
相手も違和感を覚えるはずです。「連絡をしたのは迷惑だったかな」「もう連絡はしないほうがいいのかな」と思うかもしれません。
だから、変に意識しなくていいんです。
もちろん、恋人感覚でやり取りをするのはダメですよ。
でも、対応の仕方を大きく変える必要はありません。
自然体で、これまでと同じような対応を心がけてください。
ダラダラとやり取りを続けない
連絡が来たのが嬉しくて、いつまでもやり取りを続けたくなると思います。
でも、冷却期間中です。ダラダラとやり取りを続けていると未練が伝わってしまう恐れがあります。
基本的には、【相手から聞かれたことに答えるだけ+簡単な近況報告】くらいにしておいたほうがいいでしょう。
冷却期間中はできるだけ少ないやり取りで終わらせるようにしてください。
誘われたら会ってもいい
連絡を取っていると、食事などに誘われることもあると思います。
友達として接することができるなら会っても構いません。
でも、体の関係を持つのだけは避けるようにしてください。中途半端な関係になってしまうので、そこはケジメをつけるように。
また、会うのがつらい場合や、会ったら復縁を迫ってしまいそうな場合は、何か適当な理由をつけて断るか、冷静に対応できるまで先延ばしにしたほうがいいと思います。
相手から誘われたときの対応の仕方については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
復縁に必要な冷却期間についてのまとめ
- 復縁をするためには、なぜ冷却期間が必要なのか?
- どんな状況なら冷却期間を置いたほうがいいのか?
- どのくらいを目安に考えたらいいのか?
- 冷却期間中は何をしたらいいのか?
そのことについてお伝えしてきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
自分に必要な期間を把握し、その期間を正しく過ごせば、復縁できる可能性は高くなります。
そして、「冷却期間後から復縁成功までのアプローチの仕方」を参考にして進めていただければ、かなり高い確率で復縁できると思います。