別れるとき、冷静さを失ってカッとなり、暴言を吐いてしまう人がいます。
別れ際に暴言を吐いてしまいました。傷つけてしまったし、絶対に嫌われたと思います。本当に後悔しています。でも、どうしても復縁したいと思っています。アドバイスをいただけないでしょうか?
先日もこのような相談を受けました。
- 別れ際に暴言を吐いたけど復縁できるのか?
- どうしたらいいのか?
そのことについて解説します。
別れ際に暴言を吐いた場合でも復縁は可能
まず一番気になるのは復縁の可能性だと思いますが、大丈夫です。
別れ際に暴言を吐いた場合でも復縁は可能です。
ひどいことを言われても許してくれる人がほとんどだからです。
言われたほうはショックを受け、傷ついたと思います。怒りが沸き、「絶対に許せない」という気持ちになった人もいるかもしれません。
でも、その感情がいつまでも続くことは滅多にありません。大抵の人は、しばらくすれば許してくれるものです。
- 時間とともに怒りの感情が収まる
- カッとなって口にしたことだと理解してくれる
- しばらくすると寂しさを覚える
- 元彼や元カノの良さを思い出す
- 付き合っていたときの楽しかった思い出がよみがえる
こういったことがきっかけとなって気持ちが変わるケースが多いです。
実際に私はこれまで、別れ際に暴言を吐いた人のサポートを数多く行ってきましたが、全員が復縁できています。
復縁できるまでに時間がかかる可能性がある
別れ際に暴言を吐いても、謝ればすぐに許してくれることもあります。
でも、簡単には許してくれないことのほうが多いです。
その発言によって大きなショックを受けた場合や、「許せない」と思うほど怒りの感情が強くなっている場合などは、特に。
当然、復縁できるまでに時間がかかる可能性があります。
1か月かからない人もいるかもしれないし、半年や1年以上かかる人もいるかもしれません。
- どのくらいで許してくれるのか?
- いつごろ友達に戻れるのか?
- 友達に戻ってから信頼を取り戻すまでにどのくらいかかるのか?
それは誰にも分からないことです。
長期戦になる覚悟は持っておいたほうがいいでしょう。
暴言の内容や相手の性格によっては復縁できないことも
別れ際に暴言を吐いた場合でも復縁できるのは、ひどいことを言われても許してくれる人がほとんどだからです。
でも中には、許してくれない人もいます。
これは、暴言の内容や相手の性格などによって変わってきます。
- どのような発言をしたか
- それを相手がどう受け取ったか
- 相手は頑固な性格なのか、小さなことでも根に持つタイプなのか
- それとも、終わったことはあまり気にしないタイプなのか
- 相手に少しでも未練が残っているか
- それとも、暴言に関係なく、その前から嫌われていて、完全に気持ちが離れていたのか
- 別れるとき、相手にすでに気になっている人がいたか
- 許してもらえる前に相手に恋人ができたか
復縁できるかどうかは、このように様々な要因によって左右されます。
たぶん多くの人は、復縁の可能性を考えるときに、暴言の内容しか気にしていないと思います。「あんなことを言ってしまったけど復縁できるのか?」と。
もちろん、その発言が関係してくるのは間違いありません。あまりにもひどいことを言った場合は、許してもらえない可能性があります。
でも、まったく同じことを言っても、相手の性格や状況などによって、ある人は復縁できて、ある人は復縁できない、ということがありえるわけです。
暴言の内容や相手の性格、状況などによっては復縁できないこともある、ということを理解しておいてください。
別れ際に暴言を吐いた場合の復縁方法
別れ際に暴言を吐いた場合、復縁をするためには以下の点を意識して進めていきます。
1.まずは謝る
まずやるべきことは、謝ることです。
反省していることや後悔していることをLINEやメールで伝えてください。
その際の注意点は、以下の3つ。
- 言い訳がましいことは言わない
- 許してもらおうとはしない
- 復縁を迫らない
言い訳がましいことは言わない
どうしてあんなことを言ったのか?
それを理解してもらうために言い訳がましいことは言わないようにしてください。
- 「○○があんなことを言ったから、ついカッとなって…」
- 「自分だけが悪いように言われて、それは違うと思って…」
- 「どうしても別れを受け入れられなくて…」
たとえ事実であっても、暴言を吐いた側が言い訳のようなことを言ってしまうと、相手に原因があったと言っているように受け取られる可能性があります。それではさらに印象が悪くなります。
気持ちは分かりますが、余計なことは言わず、とにかく自分が悪かった、ということを伝えるようにしましょう。
許してもらおうとはしない
許してもらおうとはしない、ということも頭に入れておいてください。
許すかどうかは相手が判断することです。
暴言の内容や相手の性格によっては、謝っても、すぐには許してくれないと思います。たぶん、その可能性のほうが高いでしょう。
もし相手がそのとき、「何を言われても許せない」という心境だったとしたら、許してもらおうとすれば、さらに関係が悪化してしまいます。
「あんなことを言っておきながら許してもらおうとする神経が理解できない」
そう思われるかもしれません。
そんなときは何を言っても無駄です。
許してもらおうとはせず、謝罪をすることだけを考えてください。
復縁を迫らない
謝ったときに復縁を迫らないこと。
これも絶対に守ってください。
その理由は、相手の立場になって考えていただければ分かると思います。
暴言を吐かれた人に復縁を迫られ、それを受け入れてくれる人がいるでしょうか?
どんなに謝られても、「復縁は無理」と思うに決まっています。
別れた直後は、復縁なんて考えられないと思います。
もし相手にも未練があったり、よりを戻したいと思ったりした場合は、こちらから復縁を迫らなくても相手のほうから言ってくるはずです。
一度謝ったら、そのまま別れを受け入れるようにしてください。
2.最低でも1か月以上は距離を置く
謝ったあとは、最低でも1か月以上は距離を置くようにしてください。
- お互いが冷静になるため
- 相手が受けたショックが和らぐのを待つため
- 相手の怒りが収まるのを待つため
主にこのような目的のためです。
ある程度時間が経たないと、相手の心境には変化が表れないと思います。
別れたあともたまに連絡を取っている場合は1か月くらいを目安に、完全に嫌われたと感じている場合は2~3か月くらいを目安にしてください。
3.別れの原因となった自分の問題点を改善する
暴言を吐いたことが原因で別れに発展したのなら、ここは飛ばして構いません。
でも、別れ話をしているときや別れたあとに暴言を吐いたのなら、別れの原因は別にあるはずです。
もしそうだとしたら、暴言を吐いたこととは関係なく、別れの原因となったことをどうにかしないといけません。
大抵の場合、その原因は振られた側にあると思います。
あなたは振られた理由が分かっていますか?
分かっているのなら、復縁をするためには、別れの原因となった自分の問題点を改善することが必須です。
嫌なところがあったから相手は別れを選んだはずです。そこの変化を感じなければ復縁を考えることもないと思います。
1か月以上距離を置いている間に、変わる努力をしてください。
外見の自分磨きもしておく
外見の自分磨きをしておくことも忘れないでください。
久しぶりに会ったときに前よりも魅力的になっていれば、それだけで異性として意識してもらえるようになります。
相手好みの見た目に近づけることを意識するといいでしょう。
参考記事復縁できる正しい自分磨きの仕方!相手好みに変わるのが一番の近道です!
4.連絡をしてみる
1か月以上距離を置いたら、まずは連絡をしてみます。相手の反応を見るのが主な目的です。
別れ際に暴言を吐いたことを改めて謝り、相手が返信をしようと思えるような質問系の内容の連絡をしてみてください。
そこでちゃんと返信が来て、普通に接してくれているようなら、やり取りをしながら、「デートに誘う→会う」という流れで進めていきます。
反対に、返事なしの場合や、返事は来たけど反応が悪かった場合は、まだ許してもらえていない可能性が高いです。さらに2か月くらいは距離を置くようにしてください。
そしてまた2か月以上経ってから連絡をしてみて、反応がよければ会うことを目指し、特に変化がなければ、さらに2か月以上は待つようにしてください。
参考記事復縁したい人にLINEやメールを送るときの10のポイントと注意点
5.会って距離を縮めていく
会えるようになっても、すぐに相手が復縁を考えてくれることは期待できないと思います。
少しずつ距離を縮めながら、良い印象を持ってもらえるように接していく必要があります。
焦りは禁物です。
- 未練を感じさせない
- 復縁を望んでいることを悟られないようにする
- 友達として楽しい時間を過ごす
- さり気なく変化をアピールする
こういったことを意識しながらデートを重ね、復縁の脈ありサインが見られるまで慎重に進めていってください。
参考記事復縁デートを成功させるための10のポイント|会ったときの接し方と注意点を解説
6.復縁を申し込む
相手の好意を感じられるようになったら、以下の点を意識しながら復縁を申し込みます。
- 暴言を吐いたことと、別れの原因となったことについて謝る
- 反省していることや、別れてから本気で変わろうとしたことを伝える
- これから何に気をつけるのかを具体的に話す
- 最後に素直な想いを伝える
特に難しいことはないと思います。
正しいアプローチを行うことができていれば、相手はすでに「復縁したい」という気持ちになっている状態です。
謝罪と反省とこれからのこと、そして最後にあなたの気持ちをストレートに伝えれば復縁できるはずです。
参考記事復縁できる告白の仕方|想いを伝えるときの7つのポイントとタイミングを解説
まとめ
別れ際に暴言を吐いた場合の復縁の可能性と、復縁をするためにやるべきことについてお伝えしました。
許してもらえるまでに時間がかかることが多いので、すぐによりを戻すことは難しい状況です。
でも、時間とともに相手の心境も変わってきます。復縁できる可能性は十分にあると思っていいでしょう。
実際に復縁できるかどうかは、しばらく距離を置いてから見極めるしかありません。
普通に連絡が取れるようになれば、復縁は可能です。
でも、いつまでも避けられているようなら、年単位の長期戦を覚悟するか、諦めることも考えたほうがいいかもしれません。
まずはすぐに謝り、1か月以上距離を置き、その後に連絡をして相手の反応を見てみましょう。
すぐに結論を出す必要はありません。
別れ際に暴言を吐いても多くの人が復縁できているので、ここでお伝えしたことを参考にして進めていってほしいなと思います。
また、復縁成功までの具体的な進め方に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。