「嫌いになったわけじゃない」

そう言って振られることはよくあります。

  • でも、嫌いになったわけじゃないのに別れたいってどういうことなんだろう?
  • その場合は冷却期間が必要なのか?
  • 冷却期間が必要ならどのくらいを目安にしたらいいのか?
  • そもそも復縁できるのか?
  • これからどうしたらいいのか?

こんな疑問を抱いている人が多いと思います。

その疑問に答えていきます。

「嫌いになったわけじゃない」に隠された本音は?

「嫌いになったわけじゃない」

その言葉はそのまま受け取っていいと思います。

嫌いになったわけじゃないけど、付き合い続けるのが嫌になった、別れたいと思うようになった。

そういうことです。

というのも、よほどひどいことをしない限り、恋人を嫌いになることはないからです。

でも、どこか嫌なところがあったり、このまま一緒にいても幸せになれないと思ったりして、多くの人は別れることを選びます。

つまり、どんな理由で振られたとしても、別に恋人のことを嫌いになったわけではないんです。

  • 「わがままなところが嫌。何度注意しても変わらなかった」
  • 「束縛をされるのに疲れた。これが続くなんて耐えられない。もう一人になりたい」

こんな理由で振られた場合も、相手は「嫌いになったわけじゃない」と言うはずです。

嫌いになったわけじゃないけど、何か不満や障害があって、このまま一緒にいるよりも別れることを選んだわけです。

相手を傷つけることや裏切り行為をしていないのであれば、このような認識でいいと思います。

嫌いになったわけじゃないと振られた場合は本当の理由が他にある

「嫌いになったわけじゃない」としか言われなかったとしても、本当の理由は他にあると思ってください

例えば、「嫌いになったわけじゃないけど、一人になりたい」と言われたとします。

それは本心だと思います。

でも、何もなければ「一人になりたい」と思うこともなかったはずです。

何の不満もなく、一緒にいて楽しくて、幸せで、将来も考えていたのなら、そう思うことは絶対になかったでしょう。

つまり、「一人になりたい」と思うようになったのには何が理由があるはずなんです。

そして、それを教えてくれないのにも何か理由があります。

別れるときに「嫌いになったわけじゃない」と言う4つの理由

なぜ相手は別れるときに「嫌いになったわけじゃない」と言ったのか?

それには以下の4つの理由が考えられます。

本当の理由を言ったら傷つけるかもしれないと思っている

まず考えられるのは、本当の理由を言ったら傷つけるかもしれないと思っている可能性です。

  • 生理的に無理なところがあった
  • 口臭や体臭が気になる
  • 体の相性が合わない、セックスに不満がある
  • 異性として魅力を感じなくなった
  • 経済力がないから将来を考えられない
  • 結婚はないな、と思った
  • 他に気になる人や好きな人ができた
  • 元彼や元カノのことが忘れられない

こんな理由だったら、それを正直に伝えようとは思わないはずです。

よくある性格の問題だとしても、ここが嫌だった、あんなところが嫌だった、と言うと傷つけるような気がして、最後まで本当の理由を言わない人もいます。

でも、何か理由を伝えないと別れられない。

そんなときに出るのが、「嫌いになったわけじゃない」という言葉です。

相手を否定することなく、自分の都合で別れたいと思った、という風に受け取ってもらえると感じ、多くの人がその言葉を選びます。

本当の理由を言うのがめんどくさい

別れ話を手っ取り早く済ませたい人は、本当の理由を言うのがめんどくさいと思っている可能性があります。

本当の理由を言えば、「次からは気をつけるから」とか、「絶対に変わるから」と言われるのが目に見えているからです。

でも、相手のなかではもう気持ちが固まっています。何を言われてもやり直すつもりはありません。

そういう人は、別れ話をするときにごねられるのだけは避けたいと思っています。

だから、「嫌いになったわけじゃない」と言ってはぐらかすわけです。

納得しないかもしれないけど、『嫌いになったわけじゃないけど別れたい』と言えば、あなたは別れを受け入れるしかないだろう。

もしかしたら、相手はそう思っていたのかもしれません。

本当の理由を伝える必要はないと思っている

そもそも別れ話をするのってめんどくさいものです。

  • 「できるだけ早く終わらせたい」
  • 「すんなりと別れを受け入れてほしい」

そう思って別れを切り出している人はたくさんいます。

そしてそういう人の中には、本当の理由を伝える必要はないと思っている人も少なくありません。

「もう別れるんだから、今さら本当の理由を正直に伝えなくてもいいでしょ」と。

別れることしか考えていない人にとっては、理由は言っても言わなくても同じです。前述のとおり、「言わないほうが傷つけなくて済む」と思っているのかもしれません。

言わなくても本当の理由に気づいてほしいと思っている

別れ話をするときには、「理由は言わなくても分かってほしい」と思っている人がほとんどです。

相手はこれまでにサインと出していたと思います。心が通じ合えていたら、はっきり理由を伝えなくても分かるはずだと思っています。というか、そうであってほしいと願っています。

「嫌いになったわけじゃないけど…」

自分から言わなくても、この言葉に続く本当の理由に気づいてほしいと思っているわけです。

そしてこういう人は、恋人が別れの原因を自覚できていたらもう一度チャンスをあげてもいい、と思っています。

反対に、「嫌いになったわけじゃないのにどうして別れたいの?」とか、「何か理由があるのならちゃんと教えて」と言われたり、まったくの見当違いな理由を口にしたりしたら、自分の気持ちに気づいてもらえなかったことにガッカリして、完全に別れを決意します。

理由が分からないと復縁は難しくなる

「嫌いになったわけじゃない」と言われただけで本当の理由が分からないと、どうしても復縁は難しくなります

  • 自分の問題点を改善すること
  • 別れの原因となった部分の変化をアピールすること
  • 謝ることや反省しているのを伝えること

こういったことができないからです。

つまり、本来やるべきアプローチをして自分から復縁のきっかけを作ることができないわけです。ただ連絡をしたり会ったりするしかないわけですからね。

もう一度好きになってもらえるかどうかは、運次第になってきます。

また、本当の理由を教えてくれなかった場合は、もう完全に気持ちが離れている可能性があります。

ほんの少しでも未練や迷いがあったら、反省してくれることや変わってくれることを期待して理由を伝えるものだからです。

それをしなかったのなら、「何を言っても無駄」「もう何も期待していない」と思われているのかもしれません。

冷却期間は1~3か月と状況によって変わる

嫌いになったわけじゃないと振られた場合も冷却期間は必要です。

前述のとおり、その言葉には他の理由が隠されていて、あなたに対するイメージが悪くなっているのは間違いないからです。

別れるときにしつこくすがったり、何度も復縁を迫ったりした場合は、警戒心も強くなっています。

そんな状況では、しばらく距離を置かないと復縁に向けた関係は作れません。

冷却期間の長さは状況によって変わってきますが、1~3か月が目安です。

  • 振られたときにしつこくせず、すぐに別れを受け入れることができて、別れたあとも相手から連絡が来ることがある場合は1か月
  • 振られたときに何度も復縁を迫ったけど、無視はされていなくて、相手から連絡が来ることもある場合は2か月
  • 別れてから避けられていて、相手から連絡が来ることはない、もしくはたまにしか来ない、という場合は3か月

これを目安にしてください。

冷却期間が長くなるほど、相手に好きな人や恋人ができるリスクが高くなります。

長くても3か月までにして、その後は相手の反応を見ながら、まだ避けられているようならさらに1~2か月くらい延長するようにしましょう。

参考記事復縁に冷却期間はどのくらい必要?成功率を高める冷却期間中の過ごし方も紹介

冷却期間中の過ごし方

ここからは、冷却期間中の過ごし方についてお伝えします。

自分からは連絡をしない、会おうとしない

冷却期間とは、相手と距離を置く期間のことを言います。

距離を置くためには、自分からは連絡をしない、会おうとしない、というのは必ず守ってください。

ただ、相手から連絡が来た場合は気にせずにやり取りをして構いません。誘われた場合も会って構いません。

  • どうしても連絡をしないといけない用件がある
  • 別れる前からの約束がある
  • 荷物の受け渡しで会うしかない

このような場合も連絡をすることや会うことは問題ありません。

別れの原因を探す

「嫌いになったわけじゃない」と言われただけで本当の理由を教えてくれなかったのなら、別れの原因を自分で探すしかありません

これまでの出来事を振り返ってみてください。

  • 何か注意されていたことはなかったか?
  • どんなことで喧嘩をしたか?
  • そのきっかけとなった言動や出来事は何だったか?
  • 相手の機嫌が悪くなったのはどんなときだったか?

こういったことを思い出していくと、何か見えてくると思います。

別れの原因の探し方については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

参考記事別れの原因が分からない場合の復縁方法|成功率を高めるためのポイントを解説

別れの原因が分かったら変わる努力をする

「これかな?」と思い当たる原因が見つかったら、自分のダメだったところも自覚できると思います。

  • 相手は自分にどうなってほしいと思っていたのか?
  • どうしていたら別れずに済んだのか?
  • 自分はどう変わるべきなのか?

こういったことも同時に理解できるはずです。

それをもとに、冷却期間中には変わる努力をしてください。

変わろうと意識して過ごしていれば、必ず変われるはずです。

そして、あなたのことをよく知っている彼や彼女は、どんなに小さな変化でも気づいてくれるはずです。

より魅力的になるための自分磨きをする

理由が分からなくても誰にでもできるのが、より魅力的になるための自分磨きです。

  • 今よりも可愛くなる、綺麗になる
  • 今よりもかっこよくなる
  • 今よりも大人っぽくなる

こういったことを意識して自分磨きをしてください。

もう一度惚れさせるためです。

理由が分からなくても、ドキッとさせることや惚れさせることができたら、復縁したいと思ってもらえる可能性があります。

  • ヘアスタイル
  • メイク
  • ファッション
  • 体型

このあたりの相手の好みの見た目が分かっているのなら、それに近づけるのが一番の近道です。

参考記事復縁できる正しい自分磨きの仕方!相手好みに変わるのが一番の近道です!

冷却期間後の進め方

冷却期間後は、以下のように進めていきます。

  1. 連絡をする
  2. 会う
  3. 何度かデートをする
  4. 復縁の前兆があったら告白をする

具体的な進め方やその過程でやるべきことについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

参考記事冷却期間後から復縁成功までのアプローチの仕方|連絡をするタイミングも解説