別れたあとは会えなくなることが多いです。
しかし、学校や職場が一緒だったり、共通の友人がいる場合は集まる機会があったりして、別れたあとでも顔を合わせることがある人もいると思います。
先日も、元彼と職場が一緒だという方から、以下のようなご質問をいただきました。
私と彼は職場が一緒なのですが、別れたあとも毎日顔を合わせるのがつらいし、どう対応したらいいのか分かりません。仕事を変えることも本気で考えています。
職場で会ったときの接し方と仕事を変えることについて、復縁をするためにはどうしたらいいのかをアドバイスいただけないでしょうか?
ここでは、別れたあとも顔を合わせる場合の接し方やその他のポイント、復縁できる可能性が高い理由について解説したいと思います。
これまでと同じように接することが重要
このようなケースで意識してほしいのは、これまでと同じように接するということです。
付き合っていたときと別れたあとで接し方を変えないのが正しい対応の仕方です。
もちろん最初はどうしても意識してしまうと思います。ぎこちなさを感じさせてしまうこともあるかもしれません。どんなに頑張っても、全く同じようにはできないでしょう。
でも、できる限り変わらぬ対応を心掛けてください。
その意識を持っていれば大丈夫です。
なぜ対応の仕方を変えないほうがいいのか?
なぜかというと、変に意識したり、避けるような態度を取ったりしてしまうと、相手も同じように距離を置こうとするからです。
ただでさえ相手も戸惑っている状況です。あなたと同じように、どう接したらいいのかと迷っているはずです。
そこであなたがこれまでとは全く違う対応をしたら、どう感じるでしょうか?
もし避けるような態度を取ったり、冷たく接してしまうと、「怒っているんだろうな」と感じるはずです。自分から近づきにくい雰囲気を感じ、「あまり関わらないようにしよう」と思うでしょう。
あからさまに落ち込んでいるような姿を見せれば、相手は罪悪感を覚えます。
でも、自分が謝るのも励ますのも違う。そうなると、触れずにそっとしておこう、と思うんですね。
人によっては、周りの人に心配されるような姿を見せていることに悪い印象を持つかもしれません。
それがきっかけで別れたことが広まり、悲しんでいるあなたに同情する人が増えると、振った自分に対して冷たい視線を感じることもありますからね。
逆に、いつも以上に明るく接すると、無理をしているのが伝わります。それを自分に対する当てつけだと感じる人もいるはずです。
なによりも相手が気まずくなり、あなたのことを避けるようになると思います。
でも、あなたがこれまでと同じ感じで接するようにすれば、相手に「これまで通りでいいんだな」と思わせることができます。
最初は相手も戸惑うかもしれませんが、その対応を続けていれば、すぐに心を開き、以前と同じ感じで接してくれるようになるはずです。
まずは挨拶から始めよう
学校や職場が一緒とはいえ、そんなに話す機会がない、という人も多いと思います。いきなりだと普段通りに対応する自信がない、という人もいるでしょう。
そんな場合は無理をする必要はありません。
まずは自然に挨拶をすることから始めてみてください。
顔が合ったときやすれ違ったときに、「おはよう」とか「お疲れ様」と、普段通りの挨拶をしてみましょう。それだけで、あなたのことを避けていないよ、というのが伝わりますから。
一緒に帰ることも食事に行くことも問題ない
もしかすると、仕事が終わるタイミングが同じで、一緒に帰る流れになることがあるかもしれません。食事に誘われることもあるかもしれません。
そんなときには、相手の誘いに素直に応じて構いません。そういう場面で自然に接することができれば、2人の距離は一気に縮まると思います。
ただし、別れたあと、初めて2人きりになるときには、恋人感を出すのだけは絶対にやめてください。くれぐれも友達や同僚として接するように。どうしても付き合っていた頃の感覚がよみがえってくると思いますが、適度な距離感は必要です。
そのときの接し方に関しては以下の記事の中で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
もしそういった対応をする自信がないときや、復縁を迫ってしまいそうなとき、未練を感じさせてしまうような不安がある場合は、断ったほうがいいと思います。
また、何度も食事に行ったり、一緒に帰ったりしている場合は、接し方も変える必要があります。
そのことに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
連絡が来れば素直に対応すること
もちろん相手から連絡が来ることがあれば、素直に対応するようにしてください。デートに誘われたら、それにも応じて構いません。
ただし、明確な目的がない限り、あなたから連絡をするのは控えたほうがいいでしょう。
冷却期間は必要ないのか?
「冷却期間は必要ないの?」と疑問を感じている人もいると思います。連絡を取らない期間や会わない期間があるわけではありませんからね。
でも、毎日のように顔を合わせている場合でも冷却期間は必要です。
冷却期間というのは、以下のような目的があります。
- 破局後に感情的になり、冷静さを失っている状態から、自分の感情を落ち着かせるため
- 別れを向き合い、自分の言動を振り返り、別れの原因を理解するため
- 自分の問題点を改善して、再び相手に受け入れてもらえるように変わるため
- 自分磨きをして、より魅力的になるため
これが主な目的です。
そしてこれは、会えている状況でもできることばかりです。
相手の顔を見ると感情が乱れる可能性があるので、冷静さを取り戻すのには苦労するかもしれません。
でも、それ以外のことには問題なく取り組むことができるはずです。
別れの原因を見極め、変わる努力と自分磨きをするようにしてください。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
別れたあとも会えるのはメリットが大きい
連絡を取ることや会うことを控えていると、冷却期間後に連絡をしてみても返信がないことがあります。
連絡が取れなければ、会うこともできません。そして会えなければ、変化や自分磨きをした姿を見せることもできません。
でも、何もしなくても顔を合わせる機会がある場合はどうでしょうか?
些細なことで「あれっ、ちょっと変わった?」と感じさせることができます。
髪形や服装を変えてイメチェンをしただけで、新鮮さを感じさせたり、ドキッとさせることもできます。
連絡をして会う約束をする工程を飛ばすことができるので、別れたあとも会えるのはメリットのほうが圧倒的に大きいんですよ。
間違った対応さえしなければ、復縁できる可能性も高いと思います。
同棲をしていた場合は?
同棲中に別れ、まだその状態が続いている場合は、すぐに同棲状態を解消することが重要です。
学校や職場が一緒で、別れたのに家に帰っても一緒にいる状態というのは、明らかに不自然です。学校や職場で顔を合わせるメリットもなくなります。復縁も難しくなるでしょう。
詳しくは「同棲中に別れた人はこの5つのポイントを意識すれば復縁できる」という記事を参考にしてみてください。
別れたあとも顔を合わせる場合の復縁方法のまとめ
別れたあとも顔を合わせる機会があるのは、復縁をする上で大きなメリットになります。連絡を取るのに苦労することも、会うために勇気を出して誘う必要もないからです。
学校や職場が一緒で会えるのなら、距離も縮まりやすく、外見や内面の変化にも気付いてもらえる可能性が高くなります。
つらい部分もあると思いますが、できるだけ普段通りに接することを意識してみてください。
そうすれば、相手もこれまで通りに接してくれるようになるはずです。