先日、以下のような相談を受けました。

病気で別れた彼との復縁についてお聞きしたいことがあります。

命にかかわるほどの大きな病気ではないのですが、彼が病気になって手術をして、今後も治療が必要なようで、これからのことを考えて彼が別れる決意をしました。

私は別れたくなかったし、彼のことを支えてあげたかったのですが、彼の気持ちは固く、「ごめん、復縁はできない」と言われてしまいました。

もう諦めるしかないのでしょうか?

今回は女性からの相談でしたが、彼女が病気になって別れた男性からの相談を受けることもあります。

そこでこの記事では、病気で別れた場合の復縁について、私の考えを書いてみたいと思います。

病気が理由で別れた場合の復縁の可能性

ハートとクエスチョンマーク

まず復縁の可能性からお伝えします。

病気が理由で別れた場合でも復縁の可能性はあります。

なぜなら、相手に未練が残っている可能性があるから

好きだけど、病気のせいで別れを決意したのなら、まだ好きな気持ちはある状態です。

相手が復縁を考えることは十分にありえます。

病気の重さも関係してくる

復縁できるかどうかは、病気の重さが関係してくることもあります。

生死にかかわるものだとしたら、復縁は厳しいかもしれません。

  • 病気のことで頭がいっぱいで、余裕がない
  • 恋人のことを考えて身を引いたから、よりを戻すことは考えられない

このような心境になっていることが多いからです。

反対に、そこまで重くなくて、完全に治るような病気の場合だと、今は一時的に気持ちが沈んでいるだけで、しばらくすると復縁したくなることもあります。

精神的な病気の場合は時間がかかる

うつのような精神的な病気で別れた場合も、復縁自体はできる可能性があります。

でも、時間がかかることが多いケースです。

  • 恋愛どころではなくなっている
  • 一人になりたいと思っている
  • 相手に迷惑をかけるのが申し訳ない
  • 恋人がいること自体が負担になっている
  • 自分のつらさを理解してもらえないのがつらい

こういった心理状態になっていて、精神的にも追いつめられていて、症状がよくなるまで復縁は考えられない状態が続くからです。

精神的なものは、そう簡単に治るものではありません。

復縁できたとしても、長期戦になる可能性があります。

病気が別れの本当の理由ではない可能性もある

ベッドに座るカップル

ただ、ここで考えないといけないのは、本当に病気が理由で別れを決意したのか、ということ。

病気が関係しているのは事実だと思います。

でも、実は別の理由がある可能性もゼロではないわけです。

何かあなたに嫌なところがあって、以前から別れを考えていたかもしれません。もしかしたら、嫌いではないけど結婚はない、と思っていたかもしれません。

そして、病気を機に別れることを決意したのかもしれません。

その場合は未練が残っている可能性が低く、病気のこともあるため、復縁の難易度は高くなります。

病気で別れた場合の復縁方法

手を重ねるカップル

では、病気で別れた場合、復縁をするためにはどうしたらいいのでしょうか?

別れを受け入れる

別れるときには、ちゃんと話をすべきです。別れたくないことも伝えるべきです。

でも、病気が理由で相手から別れを告げられ、気持ちも固まっているようなら、今は別れを受け入れるしかありません。

「支えてあげたい」という気持ちがあると思いますが、それが相手の負担になることもあります。

  • 病気のことで頭がいっぱいで、今はそれどころではない
  • 恋人に迷惑をかけたくない
  • 心配をされることや優しくされることがつらい

こう思っている人もいて、その場合は別れを受け入れてあげないと、病気で苦しんでいる相手をさらに追い詰めてしまうことになります。「どうしてこっちの気持ちを分かってくれないんだろう」と。

病気が関係しているのなら、まずは相手の気持ちを尊重すべきです。

相手から求められたときに支えてあげる

病気で別れた場合は、相手から求められたときに支えてあげるのが基本です。

前述したように、心配をすることや優しくすること、支えてあげようとすることが相手の負担になることがあるからです。

不安を感じているときや弱っているときには、相手から連絡が来たり、「会いたい」と言ってきたりすることがあるかもしれません。

そんなときには、話を聞いてあげたり、励ましてあげたりして、そっと寄り添ってあげてください。

別の原因が思い当たる人はその原因となったことを改善する

病気が別れの本当の理由ではない可能性もあります。

その場合は、別れの原因となったことを改善しないと、復縁は難しいです。

別の原因が思い当たる人は、その原因となった自分の言動を見つめ直し、変わる努力をするようにしてください

復縁をしようとする意識は捨てる

病気が理由なら、相手の気持ちを一番に考え、まずはその病気を治してもらうことを最優先させるべきです。

もう一度好きになってもらうために必死になる気持ちは分かりますが、それではあなたが自分のことしか考えていないのが伝わってしまいます。

難しいとは思いますが、復縁をしようとする意識は捨ててください

  • 頻繁に自分から連絡をする
  • 会おうとする
  • 必要以上に優しくする
  • 復縁を迫る

こういったことも絶対にやめてください。

たまに連絡をするのは問題ない

ただ、相手を心から心配する気持ちは誰にでもあると思います。気になっても連絡はするな、というのも無理な話だと思います。

そのため、たまに連絡をするのは問題ありません

さり気なく体調を気遣うような連絡なら、相手の負担になることもないと思います。

注意点としては、以下の2つ。

  1. やり取りを続けようとしない(電話なら長電話はしない)
  2. 他の用件には極力触れない

この2つを守ってもらわないと、体調を気遣うのは口実で、ただ寂しくて連絡をしてきた、まだ復縁を望んでいるのかもしれない、という風に受け取られることがあります。

また、心配し過ぎるのもよくありません。

あまり心配をすると相手を不安にさせてしまいます。連絡が来るたびに過度に心配をされると、あなたから連絡が来ること自体がつらくなるかもしれません。

あと、「もう連絡はしないでほしい」というようなことを言われた場合は、2~3か月は連絡をするのは控えてください。

友達としての繋がりを持っておく

病気が理由で別れた場合、不安で、先が見えなくて、病気のことしか考えられなくなっている人がほとんどです。復縁したくなるように相手の気持ちを変えるのは難しい状況です。

この場合は、友達としての繋がりを持っておくことが重要になります。

  • 心を許せる存在
  • 不安な気持ちを吐き出せる存在
  • 安心できる存在

友達としてこういう存在になることで、自分にとって必要な存在だと思ってもらえるようになり、相手が復縁を考えてくれるようになります。

なので、相手の気持ちを変えようとするのではなく、友達としての繋がりを持ちながら、そのなかで上記のような存在になることを意識してみてください。

たまに連絡が取れるのなら、ひとまずその関係を続けておくといいでしょう。

連絡が取れなくなっている場合は、2~3か月くらい距離を置いてから連絡をしてみてください。

それで連絡が取れるようになったら、たまに連絡を取りながら、少しずつ距離を縮めていってください。

自分磨きをしておく

別れたあとは自分磨きをしておくことをおすすめします。

会えたときに「別れたときよりも魅力的になっている」と思ってもらえたら、好きな気持ちをよみがえらせることができる可能性があります。

少しでも可愛く(カッコよく)なれるように自分磨きをしてみてください。

相手の好みが分かっていれば、その見た目や雰囲気に近づけるように意識するといいでしょう。

参考記事復縁できる正しい自分磨きの仕方!相手好みに変わるのが一番の近道です!

病気で別れた場合は相手が復縁したくなるのを待つしかない

ハートを持つ手

病気で別れた場合は、友達としての繋がりを持ちながら、相手が復縁したくなるのを待つしかありません。

どの程度の病気かも、相手がどれくらい不安やつらさを感じているのかも、本当に病気が理由で別れを決意したのかも、分かりません。

状況的に、具体的にどうしたら相手の気持ちを変えることができるかは、直接話を聞いて個別にサポートをしないとアドバイスできないことです。

余計なことをすると復縁の可能性がなくなる状況でもあります。

相手のことを一番に考えながら、体調の変化や心境の変化も見ながら、焦らずに進めていってください。

自分から復縁を申し込むのは手応えを感じてから

女性に花を渡す男性

病気で別れた場合、基本的には、相手から復縁を申し込まれるのを待ったほうがいいと思います。

でも、いつまでも待つのはつらい人や、どこかでケジメをつけたいと思う人もいるでしょう。

そんな人は、自分から復縁を申し込んでも構いません。

とはいえ、何も状況が変わってないのに「当たって砕けろ」という感じで想いを伝えてしまうと、復縁できるせっかくのチャンスを台無しにしてしまう可能性があります。

自分から復縁を申し込むなら、少しでも手応えを感じてからにすることをおすすめします。

  • 相手から頻繁に連絡が来るようになった
  • 相手から誘われて会うことが増えた
  • 自分を必要としているようなことを言われた

このような反応があってからにするといいでしょう。

相手も寂しさを感じたり、あなたの存在の大きさに気付いたりして、復縁を考えている頃かもしれません。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事これって脈あり?復縁が近づいている場合に得られる6つの反応とは?

自分の病気が理由で別れた場合でも復縁できるのか?

指輪をはめた手

「自分が病気になって別れたけど、復縁したい」

こういう相談を受けることもあります。

この場合の復縁の可能性は、どちらから別れを切り出したかによって変わってきます。

自分から別れを切り出した場合の復縁の可能性

自分から身を引いたのであれば、復縁できる可能性はあります。別れを告げたときに「別れたくない」と相手から言われたのであれば、復縁は難しくないと思います。

自分の病気のことやこれからのことについて話をして、一度別れを選んだ理由も伝え、相手の理解を得たうえで復縁を申し込むといいでしょう。

ただ、相手の気持ちが変わっていることもありえます。

  • 病気になった恋人を支える自信がない
  • 不安を感じながら交際を続けることに耐えられない気がしてきた

こういった心境になっていたら、復縁はできないかもしれません。

相手から別れを告げられた場合の復縁の可能性

自分が病気になり、それが理由で相手から別れを告げられた場合は、復縁できないこともあります。

  • 別の理由で以前から別れを考えていた
  • 将来のことを考えたうえで、病気の人と一緒になっても自分が幸せになれないと思って別れを決意した

こういった理由で別れを選んだ可能性が考えるからです。

復縁を申し込んでも断られたら、3か月くらいは距離を置くようにしてください。時間が経てば相手の気持ちが変わることがあります。

完治する病気なら、病気が治ってから復縁を申し込むといいと思います。

もしくは、まずは完治したことを伝え、そこから友達として連絡を取ったり会ったりしながら、少しずつ気持ちを取り戻していくといいでしょう。

その場合の復縁成功までの具体的な流れについては以下の記事のなかで詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

参考記事振られた側が復縁したいときには何をすればいい?正しい方法と注意点を解説

まとめ

病気が理由で別れた場合でも復縁できる可能性はあります。

ただ、病気のことしか考えられなくて、恋愛どころではなくなっていることや、恋人がいることが負担になっていることもあります。

別れようと思った本当の原因は別のところにある可能性も否定できません。

このようなケースだと復縁は難しくなります。

それでも相手の気持ちを一番に考えた言動を取っていれば、大切さに気付いてもらえることも多いです。

そのためには、復縁をしようとする意識は捨てて、まずは友達としての繋がりを持つことを目指してください。

焦らずに進めることが重要です。

また、もし相手がうつやストレスなどで精神的に不安定になっている場合には、以下の記事が参考になると思います。こちらも参考にしてみてください。

参考記事うつやストレスで精神的に不安定な人との復縁を目指すときの注意点