元彼や元カノとの復縁を望んでいる人がまず気になるのが、「復縁の可能性はあるのか?」ということだと思います。
私が相談を受けるとき、最初に必ず聞かれるのも、「こんな状況だけど復縁できますか?」という質問です。
その際、詳しくお話を伺うのですが、確実に復縁できる状況の人もいれば、残念ながら復縁が難しい状況の人もいます。
復縁の可能性がある状況については別の記事で解説していますので、ここでは復縁の可能性がないパターンについて解説したいと思います。
復縁の可能性は誰にでもある
まず最初にお伝えしておきたいことがあります。
それは、復縁の可能性は誰にでもある、ということです。
確かに、復縁できる可能性が高い状況や復縁が難しい状況というのはあります。
でも、それは現時点での話です。
どんなに難しいケースでも、今後相手の気持ちが変わることは十分に考えられます。
- 別れてから相手の存在の大きさに気付いた
- 寂しくなった
- 友達として会っているうちに良さを再認識した
- 楽しかった頃の記憶がよみがえってきた
- 自分にも悪いところがあったと反省した
- 別れたあとも相手のことが気になる
「復縁は絶対にありえない」と思っている人でも、こういった理由で気持ちが変わることはあります。
だから、自分からは何もしていないのに復縁できている人がいるわけです。
最初から「復縁の可能性がない」と言えるような状況はないと思ってください。
反対に、どんなに復縁できる可能性が高い状況の人でも、やってはいけないことをやって嫌われてしまったり、状況が悪化して復縁が難しくなったりすることもあります。
本来なら1か月で復縁できるのに、間違った言動を取ったせいで半年以上かかるケースになってしまったり、最悪の場合、取り返しのつかない状況になってしまうこともあります。
結局、復縁できるかどうかはあなたの行動次第、ということです。
なので矛盾しているようですが、現時点では復縁の可能性がない状況の人でも復縁できる可能性はある、ということを頭に入れておいてください。
それを踏まえた上で、現時点で復縁の可能性がない人についてお伝えします。
復縁の可能性がない8つのパターン
現時点で復縁の可能性がないのは、以下の8つのパターンに当てはまる人です。
- 交際期間が3か月以下
- 相手に好きな人や新しい恋人がいる
- 何度も指摘されていたことを繰り返した
- 振られた理由が分からない
- 自分で改善・解決をするのが難しいことが原因の場合
- 自分の浮気や嘘が原因の場合
- ストーカーまがいの行為をした
- 別れてから3か月経っても連絡が取れない
1.交際期間が3か月以下
交際期間が3か月以下の場合は復縁の可能性がかなり低くなります。
通常、付き合ってから3か月くらいまでは、一番ラブラブで楽しい時期だと思います。
恋人の新たな一面や良いところがたくさん見えてきて、どんどん好きな気持ちが大きくなっていくと思います。本当に好きだったら、たとえ嫌なところがあったとしてもそんなに早く別れようとは思わないはずです。
それなのに3か月以下で別れを選んだということは、以下の可能性が考えられます。
- 元々そんなに好きじゃなかった
- なんとなく付き合ったけど、あまり好きになれなかった
- 短期間で「この人とは合わない」と判断された
- 「生理的に無理」と思われた
自分のことをそこまで好きになってもらえていなかったのだとしたら、恋愛感情をよみがえらせるというのは難しいです。
あなたのことを深く知る前に「合わない」と思われたのだとしたら、もう一度やり直したいという気持ちになることもないかもしれません。
生理的に無理だと思われたのだとしたら、もう恋愛対象としては見てもらえないかもしれません。
そこからの復縁が難しいのは言うまでもないと思います。
2.相手に好きな人や新しい恋人がいる
すでに相手に好きな人や新しい恋人がいる場合も復縁はかなり厳しくなります。
一度他の人に気持ちがいってしまうと、その気持ちを自分のほうに向けるのはかなりハードルが高くなるからです。
こちらからはどうすることもできない状況です。
好きな人と上手くいかないように邪魔をすることも、強引に別れさせることも、2人の間に無理やり入ることもできません。
今は好きな人や恋人のことしか考えられなくなっているので、何かをしようとしても邪魔者だと思われる可能性が高いです。
そうなると、好きな人と恋人関係に発展しないように祈るか、恋人とうまくいかずに別れるのを期待して待ち続けるか、自分の良さに気付いて戻ってきてくれる可能性に賭けるか、の三択になります。
でも、好きな人と恋人関係に発展しなかったとしても、自分との復縁を考えてくれるとは限りません。
恋人がいる場合はそのまま結婚をするかもしれません。
上手くいかなかったら話は変わってきますが、現状では復縁の可能性はないと言わざるを得ない状況です。
3.何度も指摘されていたことを繰り返した
何度も指摘されていたことがあったのに、結局変われず、同じことを繰り返してしまった。
それが原因の場合、もう恋人に期待する気持ちは完全になくなっていると思います。
「あんなに言っていたのに変わらなかった。変わろうともしなかった。そんな人が変われるわけがない」と。
そんな風に思われているので、たとえ変化が伝わったとしても、なかなか信用してもらえない状況です。
復縁は、これからの自分に少しでも期待してもらえないとできないことが多いです。
- 「今なら上手くいくかも」
- 「この人となら幸せになれるかも」
そう思ってもらえないと相手が復縁を考えてくれる可能性は低いと思います。
何度も指摘されていたことを繰り返したことが別れの原因になった場合は、かなり根気強く、時間をかけて変わったところを見てもらわないと復縁はできないかもしれません。
4.振られた理由を教えてくれない
どうして別れたいと思ったのか?
その理由を教えてくれない人もいます。
「気持ちが冷めた」とか、「好きなのか分からなくなった」とか、抽象的なことを言う人も多いです。
そしてそういう人は、もう一切気持ちが残っていない可能性があります。
少しでもやり直す気があったら、変わってくれることを期待して、はっきりと原因を教えてくれるものです。
別れの原因を問いただしても具体的な理由を教えてくれなかったのなら、「もう別れるんだから、今さら本当のことを言う必要はない」「言うだけ無駄」と思われているのかもしれません。
生理的に受け付けないことがあったなど、言ったら傷つけてしまうようなことが原因の可能性も考えられます。
振られた理由が分からない場合は、こちらからどうすることもできないだけでなく、そもそも復縁が難しい理由で振られたのかもしれません。
5.自分で改善・解決をするのが難しいことが原因の場合
たとえ原因が分かっていても、その原因が自分ではどうすることもできないものなら復縁は厳しいかもしれません。
- お金の問題
- 家族の問題
- 年齢の問題
- 病気やメンタル面などの体の問題
- 「そこだけは譲れない」という強いこだわりがあることが原因の場合
- 遠距離で寂しい思いをさせていたことが原因だけど、これからも連絡をする頻度や会う頻度を増やせない場合
- 仕事が忙しくて会えなかったことが原因だけど、忙しくて会えないのは今後も変わらない場合
このようなことが別れの原因と関係している場合は、すぐにどうにかできるものではないと思います。
復縁をするためには、自分のダメだったところを改善し、変化に気付いてもらう必要があります。
復縁を妨げている障害がある場合は、その問題を解決しないといけません。
でも、それが難しい状況なら相手が復縁を考えることはないと思うので、かなり苦戦する可能性があります。
6.自分の浮気や嘘が原因の場合
自分の浮気や嘘が原因の場合、相手は大きなショックを受けていると思います。
「裏切られた」という気持ちが大きく、もう信用できなくなっている状態です。これまで築いてきた信頼関係が完全に崩れてしまっています。
相手には、まだ好きな気持ちが残っているかもしれません。
でも、「どうしても許せない」「もう何も信じられない」と思っている人も多いと思います。
そういう人は、たとえ未練が残っていたとしてもよりを戻そうとはしないでしょう。
もちろん、浮気や嘘を許してくれる人もいます。今回が初めてなら、やり直せる可能性はあるかもしれません。
結局は、相手の性格や、どれだけ自分のことを好きでいてくれているか、ということ次第だと思います。
7.ストーカーのように思われている
別れたあと、以下のようなストーカーまがいの行為をする人がいます。
- しつこく連絡をし続ける
- 何度断られても復縁を迫り続ける
- 何通も手紙を送る(ポストに投函する)
- 連絡もせずに家に押しかける
- 相手の家や職場の前で待ち伏せをする
こういった行為をしたのであれば、ストーカーのように思われているかもしれません。
たぶん相手は恐怖を感じていると思います。連絡が来るだけで怯えるかもしれません。会うのはもっと怖いと思うはずです。
もうかかわるのはやめようと思う人もいると思います。
そうなると友達に戻るのも難しくなります。
また、自分では問題ないと思っている行為でも、相手はストーカー行為だと受け取っていることもあります。完全に避けられている場合はその可能性もゼロではありません。
どの程度の行為をして、相手がどのように受け取り、どのくらい恐怖を感じているか。
それで復縁の可能性が大きく変わってくると言っていいでしょう。
ただ、時間とともに恐怖心が薄れることはあります。
「あんな状況だったから仕方なかったよね」と、こちらの行為に理解を示してくれるようになれば、相手の気持ちも変わってくるかもしれません。
8.別れてから3か月経っても連絡が取れない
別れた直後は警戒されることが多いので、連絡が取れなくなることはよくあります。
でも、3か月も経てば警戒心は薄れ、返信くらいはくれるようになるのが普通です。
それなのに、別れてから3か月経っても無視される、ブロックされたまま、という場合は、これからも連絡を取るつもりはない、もう連絡をしないでほしい、と思われている可能性があります。
いずれは連絡が取れるようになるかもしれませんが、それまでは復縁できるとは言えない状況です。
復縁の可能性がない状態から復縁のするためのポイント
最初にお伝えしたとおり、ここで挙げたのは、現時点で復縁の可能性がないパターンです。
どれかに当てはまっていたとしても、これから状況が変われば復縁できる可能性が出てきます。
ただ、これ以上状況を悪化させないためにも、そして復縁できる状況に変えるためにも、いくつか意識してほしいポイントがあります。
しばらく関係を断ち、3~6か月は連絡をしない
ここで挙げた復縁の可能性がないパターンに当てはまっている場合は、相手の中に未練もなければ、あなたへの関心もなくなっています。
もうどうでもよくなっていて、あまりかかわりたくないと思われている可能性もあります。
同時に、警戒心や恐怖心、嫌悪感も強い状態です。友達に戻ることも望んでいない人が多いと思います。
この場合にやるべきことは、しばらく関係を断つことです。
一切かかわりを持たないようにすれば、あなたへの警戒心や恐怖心、嫌悪感は自然と薄れていくので、それまで待つんです。
目安としては、3~6か月。
状況が状況なだけに、それくらいは時間が必要です。
3~6か月は連絡をしないようにしてください。
もちろん、会うのもそれ以降にしてください。
3か月待ったほうがいいパターン
- 交際期間が3か月以下
- 何度も指摘されていたことを繰り返した
- 振られた理由を教えてくれない
- 自分で改善・解決をするのが難しいことが原因の場合
- 自分の浮気や嘘が原因の場合
上記の場合は3か月を目安にしてください。
3か月もすれば警戒心や嫌悪感が薄れ、連絡くらいは取れるようになると思います。
普通にやり取りができるようになれば、「復縁デートの誘い方」を参考にして誘ってみてください。
3か月後に連絡をしても返信がない、素っ気ない、という場合は、さらに2か月は待つようにしましょう。
6か月待ったほうがいいパターン
- 相手に好きな人や新しい恋人がいる
- ストーカーのように思われている
この場合は6か月を目安にしてください。
すでに恋人がいる場合は、その人と別れてからでないと復縁はできませんが、周りから情報が入ってこない状況なら、恋人とどうなっているのかも分からないと思います。
そのため、とりあえず半年後に連絡をしてみるといいでしょう。
もし恋人と別れていたら、これから連絡を取りつつ、会えるように進めていってください。
恋人と上手くいっているようなら、さらに半年くらいは待ち、もう一度連絡をしてみてください。
ストーカーのように思われている場合は、行動を起こすのは慎重になるべきです。簡単には恐怖心はなくならないため、6か月は待ったほうがいいと思います。
5~6か月待ったほうがいいパターン
「別れてから3か月経っても連絡が取れない場合」は、まだ相手に心の準備ができていないか、まだ連絡を取るつもりはないと思っていると考えられます。
さらに2~3か月は待つようにしてください。
相手から連絡が来たときは気にせずにやり取りを行う
どんな状況でも、相手から連絡が来たときには素直に応じるのが基本です。
自分から連絡をするのは3か月くらいは避けるべきですが、相手から連絡が来たら気にせずにやり取りを行ってください。
連絡をしてきたのは、何かしらの理由があってのことだと思います。未練が伝わるようなことを書いたり言ったりしなければ、やり取りを行っても警戒されることはありません。
そしてどんな理由であれ、相手から連絡が来て、やり取りができる状況にいられたら、少しずつ距離も縮まっていくと思います。
誘われたら会ってもいい
相手から誘われたときには会っても構いません。
誘われるということは、相手が「会いたい」という気持ちになっている、ということです。
そんな心境のときなら、会ってもそれほど警戒はされません。楽しい時間を過ごすこともできると思います。
そして一緒に過ごしていて「楽しい」「落ち着く」と思ってもらえたら、相手も復縁を考えるようになると思います。
ただ、「冷静ではいられない気がする」「未練が伝わりそう」「楽しく過ごせる自信がない」という場合は、適当に理由をつけて断るか、予定を先延ばしにしたほうがいいでしょう。
もし会うことになった場合は、「復縁デートを成功させるための10のポイント」を意識してください。
自分のダメだったところを改善する
別れの原因が分かっていて、それが自分で改善できるものなら、変わる努力をすることも忘れてはいけません。
自分のダメだったところを改善することを意識して過ごすようにしてください。
普段から自分の問題点を自覚して過ごしていれば、必ず変われます。
「同じ過ちは繰り返さないようにしよう」「これからはもっとこうしよう」と意識するといいと思います。
前よりも魅力的になったと思ってもらえるように自分磨きをする
どんな原因であっても、相手に復縁をする気がなかったとしても、久しぶりに会ったときに「可愛くなった」「綺麗になった」「かっこよくなった」「大人っぽくなった」という印象を与えることができたら、それだけで異性として意識してもらえるようになります。
- 元々そんなに好きじゃなかった
- なんとなく付き合ったけど、あまり好きになれなかった
- 異性として魅力を感じなくなった
こういったことが原因の場合でも、魅力的になったあなたの姿を見れば、また気になり始めると思います。
距離を置いている間には、前よりも魅力的になったと思ってもらえるように自分磨きもするようにしましょう。
詳しくは「復縁できる自分磨きの仕方」を参考にしてみてください。
普通に連絡が取れるようになれば復縁できる可能性が出てくる
復縁の可能性がないパターンの人でも、普通に連絡が取れるようになれば復縁できる可能性が出てきます。
会えるようになれば、さらに復縁の可能性は高くなります。
連絡を取ったり会ったりしているうちに警戒心や嫌悪感が完全になくなり、2人の距離が縮まり、変化や魅力を感じさせることも、大切さに気付かせることもできるからです。
友達にさえ戻れたら、振られた側が復縁する方法を実践して正しいアプローチを行えば、もう一度好きになってもらえます。
たとえ恋人がいても、連絡を取ることや会うことができているのなら、恋人とあまり上手くいっていないことや、すでにこちらに気持ちが傾き始めていることも考えられます。
復縁の可能性はあるかないかは、連絡が取れているか、会えているか、友達に戻れているか、というのも判断材料になります。
まとめ
- 交際期間が3か月以下
- 相手に好きな人や新しい恋人がいる
- 何度も指摘されていたことを繰り返した
- 振られた理由が分からない
- 自分で改善・解決をするのが難しいことが原因の場合
- 自分の浮気や嘘が原因の場合
- ストーカーまがいの行為をした
- 別れてから3か月経っても連絡が取れない
これが、現時点では復縁の可能性がないパターンです。
相手から連絡が来ない限り、少なくとも3~6か月は待つしかありません。
その後連絡をしてみてやり取りができるようになれば、あとはあなたの行動次第で復縁が可能になります。
でも、以下の場合は難しいかもしれません。
- いつまでも連絡が取れない
- 会ってくれない
- 警戒されている気がする
- 対応が冷たい、素っ気ない
- 恋人と上手くいっている
さらに待てば状況は良くなるかもしれませんが、こればかりは誰にも分からないことです。
どうするかは、半年後や1年後の状況をみて判断するしかないと思います。
それでも諦めたくない、絶対に復縁を成功させたい、という人は、7step復縁方法を実践することも検討してみてください。
ここで挙げた復縁の可能性がない状況でも、高い成功率が期待できる方法です。