• 「交際期間の長さが復縁に影響するのか?」
  • 「付き合っていた期間が短いと、復縁は難しいのか?」

など、交際期間の長さを気にされている人が多いようです。

交際期間の長い、短い、の基準は人によって違うと思いますが、一般的には1年以上付き合っていれば長いほうで、3ヶ月~半年以内で別れたら短いと判断する方が多いと思います。

「3ヶ月しか付き合っていないんですが、復縁は可能ですか?」

このような質問もよくいただきます。

では、交際期間の長さは復縁に影響を及ぼすのでしょうか?

交際期間が長い場合と短い場合には、それぞれメリットとデメリットがある

復縁を目指す場合、交際期間が長いほうが有利だと思っている人が多いと思います。

しかし、一概にそうとは言えません。どちらにもメリットとデメリットがあります。

交際期間が長い場合のメリット

ポラロイド写真

付き合いが長かった場合の主なメリットは、以下の通りです。

  • 長い間一緒にいた分、離れてみて大切さに気付く可能性がある
  • 思い出がたくさんあり、それが復縁に良い影響を与える可能性がある
  • 相手のことを深く理解している人ほど復縁に必要な答えを容易に見つけることができる
  • あまり気を遣わなくていいので、自然体でアプローチができる
  • 安心感や心地よさをアピールできる

など。

これはどれも復縁をする上で非常に大きなメリットになります。

ポイント

思い出を利用したアプローチや安心感・心地よさのアピールは、交際期間が長くなければできないことです。一緒にいた時間が長いほど、大切さにも気付いてもらいやすくなります。

交際期間が長い場合のデメリット

距離を置く男女

しかし、長く付き合っていることで不利になることもあります。

  • 色んなことが積み重なり、我慢が限界に達した場合、簡単に気持ちは変わらない
  • 何度もサインを出していたのに、それに気付かなかったり、変わろうとしなかった場合、信用を取り戻すことが難しい
  • 嫌なところが強く印象に残っている可能性が高く、頑なに復縁を拒む人も多い
  • すぐに気持ちを切り替えて次へ進む可能性がある
  • 冷却期間が必要なケースが多く、2~3ヶ月以上かかることもある

など。

何年も付き合っていた場合、結婚を意識したこともあるはずです。

それでも別れを選んだということは、乗り越えられなかった障害があったということです。相手もかなりの覚悟を持って次に進む決意をしたと思います。

その障害を取り除くのは、決して簡単なことではありません。あなた自身が変わらなければ、相手を振り向かせることはできないと思います。

当然、それには時間もかかるでしょう。冷却期間も3ヶ月くらい必要になってきます。

いきなり恋愛感情を取り戻すような中途半端なアプローチは通用しません。

相手の警戒心を解き、少しずつ距離を縮め、しっかり変化をアピールして、その上でもう一度好きになってもらえるようにアプローチをする必要があります。

そういったところが交際期間が長かった場合の主なデメリットだと思います。

交際期間が短い場合のメリット

ハート型の砂糖とスプーン

短い交際期間で別れた場合のメリットは、以下の通りです。

  • 新たな魅力、新鮮さやドキドキ感をアピールできる
  • シンプルなアプローチで復縁できるケースが多い
  • 冷却期間が必要ないケースも多い
  • 正しく気持ちを伝えることができれば、それだけですぐに復縁できる可能性もある

など。

ポイント

まだお互いを深く知る前に別れた場合は、些細なことであなたの魅力を感じさせることができます。

新鮮さやドキドキ感を与えるやり方も、交際期間が短いからこそ効果を発揮します。

また、すれ違いで別れに至ることが多いのも、交際期間が短いケースの特徴です。「好き」という気持ちが相手に伝わらずに不安にさせたり、相手のことよりも他のことを優先させて、寂しい想いをさせていたり…。

このような場合は、自分の気持ちや考えを正しく伝えることができれば、それだけで復縁できる可能性があります。

交際期間が短い場合のデメリット

ベッドでスマホを見る女性

反対にデメリットは、

  • 一緒にいても楽しくないと思われている可能性がある
  • 付き合ってみたらイメージと違っていた可能性がある
  • 良いところよりも嫌なところが目についた可能性が高い
  • 直感で「この人は違う」と思われた場合、それを覆すほどの魅力を感じてもらわなければならないため、ハードルが高くなる
  • なんとなく付き合った可能性もあるので、一から好きになってもらうプロセスが必要になる
  • はっきりとした原因が分からないことが多く、復縁のきっかけを作るのに苦労する可能性もある

などが挙げられます。

特に何か致命的な出来事があったわけではなく、付き合ってはみたもののあまり好きになれなかった、感覚的に「この人は違う」と思われた可能性を否定できないのが、交際期間が短いケースの一番のデメリットだと思います。

普通、付き合い始めてからの3ヶ月くらいって、一番楽しい時期だと思うんですよね。どんどん新たな一面が見えてきて、しかもどれも良いところばかりで、少し嫌なところが目についてもほとんど気にならないことが多いと思います。

そんなタイミングで別れを決意したということは、何か合わない部分があったと考えるのが妥当です。

別れの原因にまったく心当たりがないという人も多いのではないでしょうか?

状況によっては「復縁」ではなく、一から好きになってもらう必要があるため、そこの見極めも重要になってきます。

交際期間が長い場合の復縁方法

では、どうすれば復縁できるのでしょうか?

まず交際期間が長かった場合の復縁方法について解説します。

冷却期間が必要な理由

砂時計

まず冷却期間に関してですが、最低でも2~3ヶ月は必要です。

振られたときには「別れたくない」という気持ちを伝えたと思いますが、頑なに復縁を拒まれたのなら、すでに相手の気持ちは固まっています。そこで焦って何かをしようとしても、相手は壁を作るだけです。

すぐにどうこうできる状況ではないので、これ以上関係を悪化させないためにも、まずはしばらく距離を置き、お互いが冷静になる必要があります。

参考記事復縁に冷却期間はどのくらい必要?成功率を高める冷却期間中の過ごし方も紹介

その間にあなた自身が変わることも忘れてはいけません。

交際期間が長かった場合、相手が別れを決意するまでの経緯は、以下のような感じだと思います。

【嫌なところがあった】→【それ以上に良いところがあるからそれほど気にならない】→【やっぱり気になる】→【でもまだ我慢できる】→【指摘しても変わらない・態度で示しても気付かない】→【幸せな未来をイメージできない】→【もう我慢の限界】

ここから気持ちを取り戻すには、相手が嫌がっていたところを改善して、変わった姿をアピールするしかないんです。

そのためにも2~3ヶ月の冷却期間が必要になってくるんですね。

つまり、相手に気付いてもらえるほど確実に変わるために必要な期間が2~3ヶ月というわけです。

自分のダメだったところを理解した上で、変われるように、そして同じことを繰り返さないように意識しながら過ごすことが重要です。

相手はあなたのことをよく分かっています。うわべだけの変化ではすぐに見破られます。誤魔化しは効きません。覚悟をもって、本気で変わろうとしてください。

何の変化もない人とやり直したいとは絶対に思わないでしょうし、今の状態でヨリを戻したとしてもまた別れを繰り返すことになるに決まっているんですから。

思い出と安心感を利用したアプローチが効果的

フォトフレーム

交際期間が長かった場合の大きなメリットである「思い出」と「安心感・心地よさ」は絶対にアピールしなければなりません。

  • 思い出話をして、楽しかった頃のことを思い出してもらう
  • 一緒にいるときには付き合っていたときと同じように接し、落ち着ける空間を作ってあげる

この2つは特に意識してみてください。

どちらも、何年も付き合っていた元恋人にしかできないことです。ここをアピールすることで、「この人の変わりはいない」と思ってもらえるようになります。大切な存在、特別な存在だと思わせることができる効果的な方法です。

ポイント

変化が伝われば、相手は必ず心を開いてくれるようになるので、その後は基本的にこの2つを意識していれば大丈夫です。あの手この手で自分の良さをアピールしなくても、魅力は自然と伝わりますから。

会ったときの接し方に関しては「復縁デートを成功させるための10のポイント|会ったときの接し方と注意点を解説」という記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。

ただし、「思い出話」は何でもいいわけではありません。

あなたにとっては特別な出来事でも、相手にとっては、その他多くの小さな出来事の一つでしかない可能性もあります。

そんな話を特別な思い出として語られても、相手からすると「そんなこともあったね」で終わってしまいます。

ここで温度差を感じさせてしまえば、「やっぱりこの人とは合わない」と思われるかもしれません。

そうならないためにも、「どの思い出が相手の感情を揺さぶるのか」ということを明確にする必要があります。

  • 相手は何をしていたときが一番楽しそうだったか?
  • どこに行ったときにテンションが高かったか?
  • 何度も思い出していた出来事、会話に出てきた出来事はなかったか?

などを振り返ってみてください。

ポイント

大切なのは、あなたが楽しかった出来事ではなく、相手も楽しそうにしていた出来事、お互いにとっての特別な思い出を見つけることです。

冷却期間中は、別れの原因を見極め、改善しなければいけないところを見つけるのと同時に、一番の特別な思い出を見つけることも忘れないようにしてください。

交際期間が短い場合の復縁方法

では、交際期間が短い場合はどうすればいいのか?

自分の素直な気持ちを包み隠さずに伝えること

木に書いた愛のメッセージ

交際期間が短い場合は、まずはちゃんと自分の気持ちを伝えることが大切です。すれ違いがあり、それが別れに繋がった可能性があるので、包み隠さずに素直な想いをぶつけてください。

ポイント

このときのポイントは、相手の気持ちに理解を示すことです。

一方的に自分の気持ちを押し付けるのではなく、「相手にどんな想いをさせていたのか」ということにも触れるようにするんですね。

例えば、「仕事が忙しくてなかなか2人の時間を作れなくて、寂しい思いをさせていたよね」みたいな感じで。

こういう一言があるかないかで、相手の受け取り方も大きく変わってきます。

ワケも分からずにとりあえず謝ったり、「別れたくない」と自分の気持ちを伝えるだけの人が多いのですが、それでは何の解決にもならないことを覚えておいてください。

別れの原因として考えられるものと反対の行動を取る

逆さのハート

なぜ相手が別れを選んだのかという明確な理由が分からないことも多いと思います。

何か言葉で指摘されたことや態度で示されたことがあればそこを意識して接すればいいのですが、交際期間が短いと、別れの原因に関しては曖昧にされたまま振られることがあります。

まだそこまで深い関係になっていなかったら、自分の中にとどめたままにしておこうと思うのが普通ですからね。

しかし、それでは対応のしようがありません。

この場合は、一度付き合っていたときの自分の言動を振り返ってみてください。多分、自己中なところがあったとか、優柔不断だったとか、なんでも相手に合わせていたとか、何かしら反省点が見つかると思います。

それで別れの原因として考えられるものが一つでも見つかったら、相手と接するときに反対の行動をするように意識してみてください。

  • 自己中なところがあったのなら、相手のことを第一に考えた行動をする
  • 優柔不断なところがあったのなら、自分が引っ張るようにする
  • なんでも相手に合わせていたのなら、自分の意見を主張する

それによって相手の反応が変われば、復縁できる可能性が高いです。

あと意外と多いのが、人の悪口を言っているのが嫌で別れを決めたケース。

付き合い始めたばかりなのに平気で人の悪口を言っていると、「この人ってこんな人なんだ」と思われ、悪い印象が強くなります。そんな人と付き合い続けたいとは思いませんよね。

もしあなたにも心当たりがあるのなら、その点にも気を付けるようにしてください。

私の場合、交際期間は2年で、復縁成功までにかかった期間は約1ヶ月

手を重ねるカップル

ちなみに私も以前、復縁を経験しました。

高校を卒業する前から交際を始め、約2年間付き合っていたのですが、結婚を意識すようになったタイミングで振られてしまいました。

しかも電話で「本当に好きなのか分からなくなった」って言われちゃいました…。

そして、そのあとは連絡も取れなくなりました。

なんとも情けない結末です。

さらにしばらくすると、彼女に気になっている男性がいることを知りました。

短い間にいろんなことが一気に押し寄せてきて、このときはかなり精神的にやられていましたね。普通なら復縁は不可能だと判断してもおかしくない状況だと思います。

そんな私が復縁成功までにかかった期間は、約1ヶ月です。これが早いか遅いかはそれぞれ感じ方が違うと思いますが、気になっている人がいた状態からの復縁と考えると、かなり早いほうだと思います。

参考記事>7step復縁方法を実践して彼女から「やり直したい」と言ってもらえたときの話

私はこの方法を知らなかったら復縁はできなかったと思います。

交際期間によって復縁の可能性が変わることはない

いかがでしょうか?

交際期間が長い場合と短い場合、どちらにもメリットとデメリットがあること、それぞれ状況に応じたアプローチをすれば復縁は可能だということをご理解いただけたと思います。

はっきり言って、付き合いが短いから復縁が難しいとか、何年も付き合っていたから有利だとか、交際期間が結果を左右することはありません。

重要なのは、メリットを生かし、デメリットをカバーすることです。

それが、復縁を成功させるポイントです。