「冷却期間を置くと女性は冷めるんじゃないか?」と聞かれることがあります。
これは、状況によって答えが変わります。
- まだ別れていないけど、いったん距離を置きたくて冷却期間を設けた場合
- すでに別れていて、復縁をするために冷却期間を設けた場合
まだ別れていないのなら、冷却期間を置くと女性は冷める傾向があります。
反対に、すでに別れているのなら、冷めるのを心配すること自体が間違っています。
その違いについて解説します。
彼女と、または元カノと冷却期間を置こうと考えている人は参考にしてみてください。
別れていないときに冷却期間を置くと彼女が冷める理由
- まだ別れていないけど、うまくいっていないから冷却期間を置く
- 一人の時間がほしい、忙しい、これからのことを考える時間がほしい、という理由で冷却期間を置く
こんな風に考える人がいます。
- 「別れるつもりはないけど、一度距離を置いたほうがよさそう」
- 「冷却期間を置くことでお互いの存在の大きさに気づくかもしれない」
関係が良くなることを期待して冷却期間を置こうと考える人も少なくないと思います。
でも、女性は冷めることがあります。
別れていないときに冷却期間を置くと、さらにすれ違いが大きくなるからです。
冷却期間を置こうと考えているときというのは、関係がうまくいっていないときや彼女に不満を抱いているときだと思います。
彼の言動がおかしいことや関係がギクシャクしていることは、彼女も感じているはずです。
- 「彼の気持ちが冷めているかもしれない」
- 「別れたいと思っているかもしれない」
彼女もなんとなくそう察していると思います。
つまり、冷却期間を置こうと考えているときには、彼女のほうも、すでに彼との間にすれ違いがあると感じている可能性が高いわけです。
そんなときに「距離を置こう」と言われたら、すれ違いあることや別れが近いことをはっきりと突きつけられる形になります。「そんな気はしてたけど、やっぱりか…」と。
彼女は距離を置くことを拒むかもしれません。「どうして?」「私は別れたくない」と言うかもしれません。
でも、女性の気持ちの切り替えは驚くほど早いです。
最初は距離を置くことを拒んでいたのに、ほんの少し距離を置いただけで、その間に別れを決意した人もたくさん見てきました。
それは、すれ違いあることや別れが近いことをはっきりと突きつけられたことで、さらにすれ違いが大きくなり、距離を置いている間に別れを考えるようになるからです。
- 「この感じだと、どうせうまくいかないだろうな」
- 「もう別れたほうがいいのかも」
こんな風に考えるようになるんです。
また、以下の理由も考えられます。
- 関係がうまくいっていない=すでに彼女の気持ちも冷めている(別れを考えていた)、ということも多く、距離を置いたことで気持ちが固まった
- 距離を置いても寂しさや彼の存在の大きさを感じることもなく、本当に好きなのか分からなくなった
- 一人の時間ができたけど、その時間が充実していて、別れても問題ないと感じた
- 周りの人に相談をしたら「別れたほうがいい」と言われ、自分でもそう思うようになった
- 彼が自分の勝手な判断で距離を置こうとしたことが理解できず、「放っておかれた」と感じ、信頼関係が崩れた
これまで多くの女性から話を聞いてきましたが、こういう理由で別れを選んだ人も多かったです。
別れる気がないのであれば、冷却期間を置くのはやめたほうがいいと思います。
まずはちゃんと話をすること、そして彼女の気持ちを考え、自分から彼女に寄り添おうとすることを優先させてください。
すでに別れている場合は状況によって彼女が冷めるかどうかが変わる
次に、すでに別れていて、復縁をするために冷却期間を置く場合。
これは、あなたが振られた側か、振った側か、で変わってきます。
振られた側なら、もう彼女の気持ちは冷めている
あなたが振られた側なら、彼女の気持ちが冷めるのを心配すること自体が間違っています。
なぜなら、別れた時点で彼女の気持ちは冷めているから。
彼女から振られたのであれば、それはもう好きな気持ちがなくなっているということです。冷却期間を置いたからといって冷める気持ちは最初からないわけです。
それどころか、彼のことが嫌になっている状態です。彼女のほうが「距離を置きたい」という気持ちになっているはずです。
彼女が冷めるのを心配して冷却期間を置くのを躊躇していると、「うざい」「しつこい」と思われ、確実に状況が悪化します。
もちろん、彼女のほうに未練が残っている可能性もゼロではありません。冷却期間なしで復縁できるパターンもあります。
その場合は、彼女から何かしらのアクションがあるものです。別れたあとも連絡が来るとか、会おうとしてくるとか、復縁を申し込まれるとか。当然、そういう場合は冷却期間は必要ありません。
でも、何のアクションもない場合や避けられている場合は、彼女のほうが関係を断ちたいと思っていると考えるしかありません。つまり、冷却期間を置くしかないわけです。
この場合は冷却期間を置くことで、以下の効果が得られます。
- お互いが冷静になれる
- 彼女の警戒心がなくなる
- 自分への悪い感情がなくなる
- 友達として接してくれるようになる
こうなったときに、以前のように連絡を取ることや会うことができるようになります。そして、もう一度好きになってもらうためのアプローチをすることが可能になります。
すでに別れていて、復縁を望んでいるのであれば、彼女にやり直す気がなさそうだったら冷却期間を置くようにしてください。
振った側なら冷却期間は置かないほうがいい
もしあなたが振った側なら、彼女には「別れたくない」という気持ちがあり、まだ未練が残っている可能性が高いです。
この場合は、すぐに復縁したいことを伝えるべきです。
時間が経つと彼女が別れを受け入れ、次に進むことを決意することがあるからです。
そうなってからでは、復縁を申し込んでも断られるようになります。
自分から振った場合は、時間が経つと彼女の気持ちが冷めることがあるので、冷却期間は置かないようにしてください。
でも、復縁を断られた場合は、もともと彼女も別れを考えていたか、振られたことで気持ちが冷めたことが考えられます。
そのときには冷却期間が必要になります。
彼女が冷めたときに見せるサイン
最後に、彼女が冷めたときに見せるサインについてお伝えします。
はっきりと分かる代表的なものは、以下のとおりです。
- LINEのやり取りの回数が減る
- 連絡を取る頻度が減る
- 彼女から連絡が来なくなる
- 反応が素っ気ない
- 「会いたい」と言わなくなった
- 誘っても断られる
- 「疲れている」「忙しい」という理由で会うのを断られる
- 以前は自分と会うことを優先してくれていたのに、他の用件を優先するようになった
- 会っても口数が少ない、つまらなそうにしている
- 彼女が自分のことを話さなくなった
- 自分に興味を示さなくなった、いろんなことを聞かれなくなった
- 「もっとこうしてほしい」など、自分に対する要望や愚痴を言わなくなった
- 機嫌が悪いことが増えた
- 会ったとき、以前は早く帰ろうとすると嫌がっていたのに、何も言わなくなった
- 体の関係を拒まれるようになった
このようなサインが出たら、もう彼女は冷めていると考えられます。
まだ別れていないのなら、一度話をするか、もっと彼女のことを考えてあげるか、自分の言動に問題がないか考えるかして、しばらく様子を見たほうがいいでしょう。
振られた場合、別れる直前に上記のようなサインが出ていたのであれば、もう彼女の気持ちは冷めていると思います。復縁を迫っても断られた場合は、冷却期間を置くしかありません。
自分から振った場合も、別れたあとにこのようなサインが見られたら、彼女の気持ちは冷めてしまったと判断できます。すぐにでも復縁を申し込むべきですが、断られたら、冷却期間が必要になります。
まとめ
冷却期間を置くと彼女が冷めるかどうかは、まだ別れていないか別れたあとか、振られた側か振った側か、で変わってきます。
まだ別れていなければ、少し距離を置こうとして冷却期間を設けると、彼女の気持ちが冷めてしまうことがあります。
反対に、別れたあとであれば、振られた場合は、その時点で彼女の気持ちは冷めています。彼女のほうが距離を置きたいと思っている可能性が高く、冷却期間を設けないとさらに嫌われてしまいます。
自分から振った場合、彼女のなかには「別れたくない」という気持ちがあると思います。でも、時間が経つと気持ちが冷めてしまい、別れを受け入れてしまうことがあります。復縁を望むなら、すぐにでもそのことを伝えてください。それで断られた場合は冷却期間を置きましょう。
状況別の冷却期間の目安となる長さや、その間の過ごし方などについては、以下の記事の中で詳しく解説しています。
復縁を望んでいる人は、こちらを参考にしてみてください。