相手に未練が残っていない限り、別れてすぐに復縁できることはほとんどありません。焦って何かをしようとすると、逆に失敗のリスクを高めてしまいます。
復縁をするためには、早く相手の気持ちを取り戻したい気持ちをグッとこらえ、しばらく沈黙をすることが重要になってきます。
復縁をする上での「沈黙」とは?
復縁をする上での「沈黙」とは、別れたあとに相手と関係を断つことを言います。
連絡もしません。こちらからは一切アクションを起こさずに沈黙するわけです。
この期間のことを、沈黙期間、もしくは冷却期間と言います。
復縁をするのに沈黙が重要な理由
沈黙期間を設けるのは、復縁をする上では非常に重要なことです。
なぜなら、別れた直後に何かをしようとするとさらに嫌われるからです。
別れたときに、相手はあなたのことが嫌になっている状態です。別れたい一心で、別れることしか考えられない状態です。
そんなときに連絡をしたり会おうとしたりすれば、確実にウザがられます。
復縁を望んでいることも伝わり、警戒されます。
それでは復縁も難しくなります。
一日でも早く、そして復縁の成功率を高めるためには、これ以上あなたの印象や状況が悪くなるのを防ぐことが何よりも重要です。
沈黙期間を設ける効果
沈黙期間を設けると、復縁できる可能性が高くなります。
それには以下のような効果があるからです。
別れを受け入れたことが伝わる
いつまでも未練が伝わるようなことをしていれば、ウザイ、めんどくさい、と思われ、避けられるようになります。
でも沈黙をすれば、あなたが別れを受け入れたことが伝わります。それはつまり、別れを選んだ相手の気持ちを理解し、受け入れたということでもあります。
自分の意思を尊重してくれた人のことを悪く思うわけがありません。
あなたのことを警戒する理由も、これ以上嫌われる理由もなくなります。
警戒心がなくなる
別れを受け入れたら、これ以上警戒されることはなくなります。
でも、振られたときには誰だって一度は復縁を迫ったと思います。それ自体は当然のことで、悪いことではありません。
とはいえ、その時点であなたが復縁を望んでいることは伝わっています。警戒もされていると思います。
でも沈黙期間を設け、しばらく関係を断てば、時間とともにその警戒心もなくなっていきます。
ネガティブな感情が薄れる
あなたに対するネガティブな感情も薄れます。
別れた直後はあなたへの悪いイメージが強くなっている状態ですが、いつまでもそのイメージが残っているわけではありません。時間が経てば、怒りだっておさまります。
そしてネガティブな感情が薄れば、友達として接してくれるようになります。
あなたのことを考えさせることができる
別れたあとに沈黙をしていれば、「今何してるのかな?」「最近どうしてるのかな?」と、あなたのことを考えさせることができます。
嫌になって別れたとはいえ、付き合っていた人のことは気になるものです。関係を断ち、何をしているのかが分からなくなると、気になる気持ちはさらに大きくなります。
楽しかった頃のことを思い出させることができる
あなたのことを考えるようになると、同時に付き合っていた頃の楽しかった思い出もよみがえってきます。
別れた直後は嫌な記憶が強く残っている状態ですが、沈黙をしてしばらく経つと、楽しかった出来事を思い出すようになるんです。
その結果、相手から連絡が来るようになることもあります。
自分磨きができる
復縁をするためには、もう一度好きになってもらわないといけません。
そのためには、改めて異性としての魅力を感じさせる必要があります。相手をドキッとさせたり、新鮮さを感じさせたりすることも重要です。
- でも、相手は今のあなたに魅力を感じるでしょうか?
- ドキッとするでしょうか?新鮮さを感じるでしょうか?
たぶん「NO」だと思います。
でも、相手と会わない期間があれば、その間に前よりも魅力的になるための自分磨きを行うことができます。
そして、久しぶりに会ったときに「可愛くなってる・カッコよくなってる」と思ってもらえたら、それだけで異性として意識させることができます。
「どうしたんだろう?何があったんだろう?」と、別れてからあなたがどう過ごしていたのかも気になり始めると思います。
別れの原因となった自分のダメだったところを改善するための自分磨きも行えば、その変化も伝わり、「前とは違う」と思ってもらえます。
そして、今のあなたに興味を持ってもらえて、変わったあなたのことを「もっと知りたい」と思ってもらえるようになります。
沈黙している間に自分磨きをしておけば、復縁できる可能性が高くなるだけでなく、会ってから復縁できるまでの期間も大幅に短縮できます。
沈黙期間の長さはどのくらい必要?
では、沈黙期間の長さはどのくらい必要なのでしょうか?
目安は3か月
沈黙期間の長さは、3か月を目安にしてください。
前述で挙げたすべての効果を得るためにはそのくらいの期間が必要だからです。
それよりも短いと、あなたの対する警戒心やネガティブな感情が残った状態でアプローチを行うことになります。それでは再び警戒される可能性があります。
そうなると、それまでの沈黙期間も無駄になるので、3か月は我慢をしたほうがいいでしょう。
相手から何度か連絡が来る場合は2か月でOK!
沈黙している間に相手から何度か連絡が来る場合は、そこまで警戒心やネガティブな感情は強くないと考えられます。
その場合の沈黙期間は2か月でOKです。
ただし、連絡が来たのは一度だけという場合や、何か聞きたいことや確認したいことなどがあって相手が仕方なく連絡をしてきた場合などは、3か月を目安にしたほうがいいと思います。
2か月でいいのは、特に用は無いけど友達として何度か連絡をしてきた場合だけ、と考えてください。
沈黙期間がいらないケース
沈黙期間がいらないケースもあります。
- 自分から振った
- 喧嘩別れをした
- 遠距離が理由で別れた
- 別れたあともこれまでと変わらない関係が続いている
このように、別に恋人のことが嫌になって別れたわけではない場合や、これまでと変わらない関係が続いている場合は、沈黙期間を設ける理由がありません。
自分から振ったのなら、すぐにでも復縁を申し込むべきです。
喧嘩別れをしたのなら、すぐにでも謝り、仲直りできるように努力すべきです。
遠距離が理由で別れたのなら、寂しい思いをさせていたこと謝り、これからのことについて話すべきです。
別れたあともこれまでと変わらない関係が続いているのなら、あえて避ける必要はありません。とりあえずは今の関係を続けて様子を見るべきです。
それでも復縁が無理そうな場合は、3か月を目安に沈黙期間を設けるようにしてください。
半年は沈黙をしたほうがいいケースもある
逆に、半年は沈黙をしたほうがいいケースもあります。
- 浮気や嘘をつくなど、相手を裏切るようなことをした
- 相手に他に好きな人ができて振られた
- 相手に新しい恋人がいる
相手を裏切るようなことをした場合は、あなたへの嫌悪感が大きくなっています。傷が癒えるのにも、怒りが収まるのにも、半年は必要です。
相手に好きな人や新しい恋人がいる場合は、その人のことしか考えられない状態がしばらく続きます。好きな人への気持ちが落ち着くのは、早くても半年後くらいです。それまでは距離を置くしかありません。
沈黙期間中は連絡をしない、会わない
どうしても連絡をしないといけない用事がある場合を除き、沈黙期間中は自分からは連絡をしないようにしてください。
荷物の受け渡しなどで会わないといけない場合を除き、会おうとするのもダメです。
繰り返しになりますが、完全に関係を断つイメージです。
中途半端に接触したら意味がないので、沈黙期間中は連絡をしない、会わない、を徹底してください。
相手から連絡が来た場合の対応の仕方
相手から連絡が来た場合は素直に応じてください。何か理由があって連絡をしてきたわけなので、無視をするのはよくありません。
基本的には、友達として自然体で接すれば大丈夫です。
ただし、未練を感じさせるような言動は絶対にNGです。
聞かれたことに答えるだけ、というスタンスでやり取りを行うようにするといいでしょう。
自分から話題を広げることや、いつまでもやり取りを続けようとすることもしないようにしてください。
相手から誘われた場合の対応の仕方
相手から誘われた場合も、基本的には会って構いません。「会いたい」と思ってくれているということは、未練が残っていたり、よりを戻すか迷っていたりする可能性もあるからです。
でも、そんな気は一切無くて、ただ友達として会っているだけかもしれません。
なので、このときも未練を感じさせるような言動は絶対にとってはいけません。
長時間一緒に過ごすのも避けたほうがいいでしょう。
会っている時間は2~3時間くらいを目安にしてください。
また、相手が会おうとしてくるのは体が目当てのこともよくあります。
別れたあとに体の関係を持つと、セフレのような関係になり、都合のいい存在になってしまうことがあります。そうなると復縁に向けての関係を作るのは難しくなるので、注意が必要です。
中途半端に会い続けるのもよくありません。
何度も誘われる場合、2~3回会っても進展がなければ次からは遠回しに断るようにして、沈黙期間に入るようにしてください。
体を求められた場合も、そこでちゃんと断り、次に誘われても会わないほうがいいでしょう。
参考記事元彼と体の関係を持つと復縁できる可能性が低くなる4つの理由
職場や学校で顔を合わせる場合の対応の仕方
職場や学校で顔を合わせる場合は、普通通りに接して大丈夫です。それ以外で連絡を取ることや会うことをしなければ問題ありません。
つらいかもしれませんが、避けてしまうと、どんどん気まずい雰囲気になってしまいます。
どう接したらいいか分からない場合は、とりあえず挨拶だけしておけばいいでしょう。
復縁成功率を高めるためにやるべき3つのこと
沈黙期間を設ければ、あなたに対する警戒心やネガティブな感情は時間とともになくなっていきます。何もしなくてもあなたのことを考えるようになり、楽しかった思い出もよみがえってきます。
それだけで復縁可能な状況を作ることができます。
でも、復縁成功率を高めるためにあなたがやるべきこともあります。
それは、自分磨きです。
自分磨きには以下の3つがあり、どれも同じくらい重要です。
別れの原因となった部分を改善する自分磨き
自分にダメだったところがあったのなら、そこを直すための努力をしてください。
嫌だったところが変わっていなければ、相手は復縁をしたいとは思わないはずです。たとえやり直せたとしても、同じところが目についたら、またすぐに別れたくなるはずです。
復縁成功率を高めるためには、別れの原因となった部分を改善することが必須です。
より魅力的になるための自分磨き
より魅力的になるための自分磨きをすることも重要です。
「可愛くなった・カッコよくなった」と思ってもらうためには、外見の自分磨きを行う必要があります。
髪型や服装、メイク、体型など、相手の好みに少しでも近づけるように意識してみてください。
相手の好みが分からない場合や、特にこだわりがない人の場合は、ガラッと印象を変えてみるのもおすすめです。久しぶりに会ったときに相手を惹きつけることができ、興味を持ってもらえるようになります。
参考記事復縁できる正しい自分磨きの仕方|相手好みに変わるのが一番の近道です!
内面の魅力を増すための自分磨き
内面から伝わる魅力もあります。一緒にいて自然と伝わる魅力です。
ただ、相手はあなたの内面の魅力は分かっているはずです。
相手を振り向かせるには、新たな魅力を感じさせる必要があります。
そしてそのためには、内面の魅力を増すための自分磨きをする必要があります。
そこでやってほしいのが、何か新しいことを始めることです。
何でもいいんです。これまで興味があったけどやっていなかったことや新たに挑戦したいことなどがあれば、それを始めてみてください。
新しいことを始めれば、これまでにない刺激を受け、人として成長できます。何かに没頭することで、沈黙期間中に充実した日々を過ごすことができます。
そんなあなたを相手が見たら、イキイキしているように見えると思います。明るくなったとか、楽しそうとか、いい印象を持ってもらえると思います。
内面の魅力が増したことが伝われば、相手はまたあなたに惹かれるはずです。
沈黙期間後の進め方
沈黙期間が終わったら、【連絡をする→会う】という流れで進めていきます。
連絡をする
まずは連絡をしてみましょう。
何か質問をするような内容だと、警戒されず、返信がもらえる確率が高くなります。
そして返信が来て、友達として接してくれているようなら、何度かやり取りをしながら距離を縮めていきます。
誘えそうな雰囲気を感じたら、食事に誘ってみましょう。
ただ、連絡をしても無視をされたり、素っ気ない対応をされたりした場合は、まだ警戒心や悪いイメージが残っている可能性が高いです。さらに1~2か月くらいは距離を置くようにしてください。
連絡の取り方や誘い方に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
参考記事復縁に繋がるLINEやメールを送るための10のポイントと注意点を解説
参考記事復縁デートの誘い方|デートに誘うタイミングと誘うときのポイントについて
会う
会ったときに意識してほしいのは、以下の4つ。
- 別れの原因となったことは絶対にやらない
- 言葉や行動でさり気なく変化をアピールする
- 変に気を遣わずに自然体で接する
- 楽しい時間を過ごす
会うだけで自分磨きをした成果は伝わるので、何か特別なことをする必要はありません。
ここで挙げた4つを意識していれば、相手はあなたのことが気になってくるはずです。
会ったときに接し方に関しては以下の記事の中で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
参考記事復縁デートを成功させるための10のポイント|会ったときの接し方と注意点を解説
まとめ
- 復縁をするためにはなぜ沈黙が重要なのか?
- 沈黙期間の長さはどのくらいを目安にしたらいいのか?
- 沈黙期間中は何をしたらいいのか?
そのことについて解説してきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
関係を断つのに不安な気持ちもあると思いますが、確実に復縁をするためには必要なことです。
ここでお伝えしたことを参考にしていただき、復縁に向けての準備をしておいてください。
そして沈黙期間が終わったら、以下の記事を参考にしてアプローチを始めてください。
沈黙期間後の進め方について簡単に触れましたが、こちらの記事ではより詳しく解説しています。