多くの場合、復縁をするためには冷却期間が必要になります。
それには様々な目的がありますが、その一つが、相手の心境の変化を待つことです。
相手に一切やり直す気がなくても、避けられていても、距離を置くだけで相手の心境に変化が表れ、復縁可能な状況になることがあるんです。
では、その心境の変化とはどのようなものなのか?
冷却期間中の男性心理と女性心理について解説します。
冷却期間中の男性心理と女性心理の共通点
冷却期間中には、男女ともに以下のような心境の変化が表れることがあります。
やっぱり好きなことに気付く
まず最初にあるのが、やっぱり好きなことに気付くことです。
付き合っていたときは嫌なところばかりが目につき、別れることしか考えられなかった。でも、離れてみて相手の良さや大切さに気付き、「やっぱり好きかも」と思うようになった。
こういうことはよくあります。それですぐによりを戻そうと考える人もいます。
ただ、一度決めたことを簡単には変えたくない、と思う人も多いです。
また別れたくなるのは目に見えているので、復縁したい気持ちにブレーキをかけます。しばらく葛藤をして、自分の中で答えを出そうとします。
その結果、そのまま別れることを選ぶ人もいます。
でも、やっぱり好きなことに一度でも気付いた場合は、復縁したいと思ってもらいやすい状況でもあります。
冷却期間後には簡単に復縁できるかもしれません。
寂しさを感じる
一人になると、急に寂しさを感じる人もいます。
- 寂しがり屋な人
- 友達が少なくていつも恋人と一緒に過ごしていた人
こんな人は、その寂しさから復縁を決意する可能性も十分に考えられます。
反対に、
- 元々一人が好きな人
- 寂しさを紛らわせることができる友達がいる人
こんな人は、寂しさを感じても復縁を考えるところまではいかないと思います。
何をしているのかが気になる
別れても、元彼や元カノが何をしているのかは気になるものです。
ふとした瞬間に「今何をしているのかな?」と考えることは一度や二度ではないと思います。
- 別れるときに元彼や元カノが泣いていた
- 何度も復縁をお願いされたのに断った
こんな場合は、「大丈夫かな?」と心配する気持ちもあります。
そうやって相手のことを考えていると、連絡したくなることや会いたくなることもあります。
言い過ぎたことや自分にも非があったことを反省する
冷静になってから、別れたときや付き合っていたときの言動を反省する人もいます。
- 別れ話をしているときにきつい言い方をしてしまった
- 「やり直したい」としつこく言ってきたから、感情的になって突き放すようなことを言ってしまった
- 相手のことを責めてばかりだったけど、自分にもダメなところがあったことに気付いた
- 無意識のうちに相手を傷つけていた気がする
こんな風に、言い過ぎたことや自分にも非があったことを反省する人も多いです。
実際にそのことを謝る人もいます。
罪悪感や申し訳なさから、急に優しくなることもあります。
それを未練と勘違いする人もいますが、復縁を考えているとは限らないため、しばらくは様子をみて見極めないといけません。
自分の言動を反省して復縁を決意した場合は、すぐに想いを伝えてくると思います。
元彼や元カノに対する警戒心や悪いイメージや薄れる
別れた直後は、元彼や元カノへのイメージが最悪の状態になっています。何度も復縁を迫られた場合は、警戒心も強くなっています。
もうかかわりたくないという気持ちになり、相手を避けるようになることもあります。
でも、そのあとに何もなければ、元彼や元カノことを考える時間は減っていきます。
2~3か月後には、警戒心や悪いイメージも確実に薄れています。それまで相手のことを避けていた人も、連絡が来たら返信くらいはしとう、という気持ちになっています。
連絡を取っているうちにさらに警戒心が薄れ、会うことにも抵抗がなくなっていくでしょう。
楽しかった頃に戻りたいと思う
付き合っていたときには、楽しかった時期が必ずあったはずです。
別れることになるほど関係が悪化しても、そのときの記憶は脳裏に強く焼き付いているものです。
元彼や元カノのことがどんなに嫌になっていても、付き合っていたときのことを思い出すことはあります。
そこで楽しかった記憶がよみがえってくると、「あんなに楽しかった頃もあったのにな…。あの頃に戻りたい」と思うようになります。
そんな気持ちから復縁を考えるようになる人もいます。
連絡をしたくなる、会いたくなる
別れてからしばらく連絡を取ることも会うこともなければ、別れた人の近況は何も分かりません。すると、どうしても元彼や元カノのことが気になってきます。
毎日のように連絡を取っていた日々も懐かしくなってきます。
そしてある程度時間が経ち、警戒心や悪いイメージが薄れ、付き合っていたときのことも思い出すようになると、久しぶりに連絡を取りたい、会いたい、という気持ちになります。
距離を置いているだけで相手から連絡が来たり、誘われたりすることも少なくありません。
何をして過ごしたらいいか分からなくなる
交際期間が長かった場合は、毎日のように連絡を取っていたり、仕事のあとや休日に会ったりしていた日々が当たり前になっています。
急にその日常がなくなると、些細なことに違和感を覚えます。一人になったのに慣れるのにも時間がかかります。
その期間は、何をして過ごしたらいいか分からなくなることがあります。
- 家に帰ってからいつも連絡をしていた時間
- 一緒に過ごすのが当たり前だった休日
こんなときにやることがなくて、しばらくは「退屈だな」と感じることがあるわけです。
それだけで復縁したくなることはないかもしれませんが、元彼や元カノに連絡をしたくなったり、会いたくなったりする人もいると思います。
「別れて正解だった」と思う
- 元彼や元カノのことが心から嫌になっていた場合
- どうしても受け入れられないことがあった場合
- 絶対に許せないことが原因の場合
このような場合は、改めて「別れて正解だった」と思うことがあります。
友人に元彼や元カノのことを話し、「それは別れて正解だったよ」とか、「もっと良い人が見つかるよ」と言われ、自分の決断は間違っていなかったと確信することもあります。
この場合は冷却期間を置いても気持ちは変わらないかもしれません。
気持ちがスッキリして、一人のほうが楽しいと感じる
- 付き合っているときにストレスを感じていた
- わがままに振り回されていた
- 束縛されるのが嫌だった
- いつも相手のことを優先させていた
こんな人は、別れて気持ちがスッキリしている可能性が高いです。
寂しさはなく、一人のほうが楽しいと感じています。
すぐに新しい恋人がほしくなることはないかもしれませんが、復縁も考えられない状態です。
冷却期間を置いても心境に変化がなければ、復縁は難しいかもしれません。
新たな恋がしたくなる、恋人がほしくなる
「しばらくは一人でいいかな」
別れた直後はこう思っていても、一人の時間を過ごしていると、多くの人が寂しさを感じます。
そこでよりを戻すことを考える人もいます。でも復縁が選択肢にない場合は、新たな恋がしたい、恋人がほしい、と思うようになります。
「素敵な恋をして、前の恋のネガティブな記憶を消し去りたい」と思う人もいます。
早い人だと、2週間~1か月後くらいにはそんな気持ちになります。
- すでに気になっている人がいる
- 良い出会いがあった
こんな場合は、すぐに恋人ができることもあります。
こればかりは防ぎようがないことです。
そして新しい恋人ができると、その人と別れない限り、復縁もできません。
時間が経つほど相手の気持ちが他の人にいってしまうケースも増えます。
- 冷却期間を置き過ぎない
- 冷却期間が終わったらすぐに行動を起こす
- 正しいアプローチをしてすぐに相手を振り向かせる
復縁をするためにはこういったことが重要になってきます。
別れた直後と3か月後ではどう変わる?冷却期間中の男女別、タイミング別の心理
ここからは、冷却期間中の男性心理と女性心理について、男女別、タイミング別に、より詳しく解説します。
別れた直後
別れた直後の男性心理と女性心理は、以下のとおりです。
男性心理
別れの原因や別れ方によっては、怒りが大きくなっています。イライラしている状態です。
しつこく復縁を迫られた場合は、警戒心が強くなっています。
何度も謝られた場合は、「今さら謝っても遅い」「なんでもっと早く変わろうとしなかったの?」と思われています。
ただし、円満に別れた場合は、友達として関係を続けたいという気持ちになっている人もいます。
元カノにまだ未練があるのが分かっているので、あわよくば体の関係だけは持ち続けたいと考える人もいます。
女性心理
別れを決意した時点で気持ちが吹っ切れていることが多いです。
別れることができてスッキリしているので、復縁を迫られるとめんどくさいと感じます。
連絡が来ればとりあえず返信をしようとは思いますが、しつこいと無視するようになります。
当然、警戒心も強まります。
男女共通の心理
別れた直後にやっぱり好きなことや大切さに気付いたり、寂しくなったりするのは、男女ともにあります。そして、すぐによりを戻したくなる人もいます。
言い過ぎたことや自分にも非があったことを反省し、それをきっかけに復縁を考えるようになる人もいます。
「やり直したい」という気持ちがあっても、「どうせ上手くいかずに別れることになるだろう」と思い、復縁をやめる人も少なくありません。
自分でも自分の気持ちが分からず、どうしたらいいのか悩み、少し時間を置いて考えようとすることもあります。
別れてから2週間後
別れてから2週間後の男性心理と女性心理は、以下のとおりです。
男性心理
冷静さを取り戻している頃ですが、また復縁話を持ちかけてくるんじゃないか、と警戒している状態です。
その反面、連絡が来なくなれば若干の寂しさを覚えます。
でもそれは、毎日のようにやり取りをするのが当たり前だった日常がなくなったことに対する違和感からです。
まだ恋人がいないことへの寂しさを感じたり、別れたことを後悔したりする時期ではありません。
女性心理
「まだ諦めていないかもしれない」と警戒しているのは男性心理と同じです。
違うのは、男性はまだ完全には吹っ切れていないのに対し、女性はすでに気持ちを切り替えて次に進もうとしている人が多い点です。
チャンスがないのを分からせるために、連絡が来れば返信はするけど、あえて突き放すような態度を取る人もいます。
男女共通の心理
未練が残っている場合は、この頃に自分から想いを伝える人が多いです。いろんな葛藤があり、悩んでいた人も、答えが出ているタイミングです。
次に進むことを決意した人は、相手のことは早く忘れようとします。
別れてから1か月後
別れてから1か月後の男性心理と女性心理は、以下のとおりです。
男性心理
元カノが別れを受け入れてくれたと感じ、警戒心がなくなってくる頃です。
同時に、「最近どうしているのかな?」と気になってくる頃でもあります。
やり直す気はなくても、まだ一人なのか、それとも好きな人や恋人ができたか、ということも気になっています。
久しぶりに連絡を取りたくなっている人もいます。でも、変に勘違いをさせてはいけないし、復縁話になったら面倒だから、実際に連絡をする人は少ないです。
すでに気になる人がいる場合は想いを伝える時期でもあります。
女性心理
「もう復縁を迫ってくることはないだろう」と思っているので、警戒心はなくなってきています。
ただ、別れるときにしつこくされた人は、連絡が来れば再び警戒するようになります。
男性と比べると、別れた人のことを考えることもあまりありません。それまでに別れたことを後悔するようなことがなければ、「別れて正解だった」と思っている時期です。
一人でいることに寂しさを感じるようになるため、この頃から新しい恋人ができるケースが増え始めます。
別れてから2か月後
別れてから2か月後の男性心理と女性心理は、以下のとおりです。
男性心理
別れてから連絡を取ることも会うこともなかったら、元カノのことを考えることはほとんどなくなっています。
元カノのことを思い出し、よりを戻したくなったり、「別れて本当によかったのかな?」と考えたりする人もいますが、「これでよかったんだ」「どうせまたすぐに別れたくなるだろうし…」と自分に言い聞かせるので、本気で復縁したいと思わなかったら行動は起こしません。
また、自分から積極的に恋人を作ろうとはしません。「まだ一人でいいかな」と思っている頃です。
でも、しばらく一人でいたいと思っているわけではありません。
気になっている人や魅力的な人から交際を申し込まれるようなことがあれば、付き合うことを選ぶ人が多いです。
女性心理
付き合っていたことや元彼のことはもう完全に過去のことになっていて、一人でいるのが当たり前になっています。
連絡が来れば、落ち着いた日常をまた乱されるように感じ、抵抗感を覚える人もいます。
寂しさを感じたり、未練が残っていたり、付き合っていたときのことを思い出したりすることがあれば、連絡をしようと考える人もいます。
でも、もう何とも思っていない場合は、このまま連絡を取ることも会うこともないまま過ごせればいいと思っています。
まだ恋人はいなくても、気になる人ができ始める頃です。
別れてから3か月後
別れてから3か月後の男性心理と女性心理は、以下のとおりです。
男性心理
大抵の場合はほとんど警戒心がなくなっています。
元カノの近況も気になっているので、連絡が来れば返信をします。
悪いイメージがなくなっていたら、久しぶりに会いたくなっている頃でもあります。
ただ、気まずさがあり、どう接したらいいか分からないと思っている人もいます。そういう人は返信をするのに時間がかかったり、素っ気ない対応になったりします。友達に戻るのには抵抗がないのに、素直になれないので、ギクシャクしてしまうこともあります。
また、それまでに復縁を考えるようなことがなければ、新しい恋人が欲しくなっているのもこの頃です。実際に3か月後には恋人ができていることも多いです。
女性心理
警戒心はなくなっていますが、いきなり連絡が来れば「何だろう?」と思い、返信するのをためらいます。
それでも気になるので、とりあえず返信をして、探りさぐりやり取りを行います。
大丈夫そうだったら友達に戻ってもいいかな、と思う人がいる反面、もう前しか見ていない人は、連絡が来たときだけ返信をして、それ以上の関係は望まないこともあります。
でも、別れてから付き合っていたときのことを思い出し、「あのときは楽しかったな」と思うようなことがあった人は、元彼に会いたくなっています。
まだ恋人がいない場合は、恋人がいない寂しさから復縁を考えるようになっている人もいます。
「そろそろ恋人がほしい」と本気で思い始める時期でもあります。
別れてから半年後
別れてから半年後の男女共通の心理は、以下のとおりです。
男女共通の心理
半年も経つと、男女ともに警戒心も相手に対する悪いイメージもほとんどなくなっています。
もう完全に終わったこととして考えていて、別れたことや相手のことはなんとも思っていない人が多いです。良くも悪くもどうでもよくなっている頃です。
新たな出会いがある中で、改めて元彼や元カノの良さを再認識している人もいます。
また、すでに新しい恋をしている可能性が高い時期でもあります。
その場合は元彼や元カノと連絡を取ることや会うことは考えていません。
別れてから1年後
別れてから1年後の男女共通の心理は、以下のとおりです。
男女共通の心理
1年後には、元彼や元カノのことを考えることはほとんどなくなっています。少し思い出すことがあっても、すぐに頭から消えます。
付き合っていた頃の記憶も薄れていて、楽しかった思い出がよみがえることも滅多にありません。何もなければ復縁を考えることもない状態です。
でも、別れる原因となった出来事に対する記憶は薄れています。元彼や元カノの悪いイメージもなくなっています。思い出が美化されているので、何か当時のことを思い出すきっかけがあれば、「あの頃は楽しかったな」と思うようになります。
連絡を取ることや会うことにも抵抗がなくなっています。恋人がいなければ、純粋に「久しぶり」という感覚で、元彼や元カノからの連絡や誘いには気軽に応じます。
それまでに他の人と付き合ったけど上手くいかなかった人は、「あの人は特別だったのかも」と、存在の大きさや相性の良さを痛感しているかもしれません。
冷却期間中の男性心理と女性心理についてのまとめ
- 冷却期間中にはどのような心境の変化が表れるのか?
- 距離を置いている間はどんな心理状態なのか?
そのことについて解説してきました。
もちろん、あなたが復縁を目指している相手の心理は誰にも分かりません。
いつ、何がきっかけで、どんな心境の変化が表れるのか?
その答えは本人にも分からないことだと思います。
でも、ここでお伝えしたのは、私がこれまでに800名以上をサポートしてきた経験から分かっていることです。
冷却期間中の男性心理と女性心理を知りたい人には、一つの目安にはなると思います。
あとは、自分の状況に応じた適切な冷却期間を置き、そのあとすぐに行動を起こすことが、復縁を成功させるためには重要です。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。